GOING TO BELGIUM


Roots Rock Festival.Nidrum,Belgium,1998 Summer

8月2日の(4)

部屋で食べるつもりでいたけど、裏庭を見たら花いっぱいでとても気持ちよさそう。芝生の上に白いテーブルと椅子も置いてある。というわけで、お日様の光を浴び、小鳥の声を聞きながらピザを食べた。ものすごく大きいのでとても全部は食べきれない。3切れ残して夕食にしようっと。

部屋に戻り、きょうのための装備をチェックし、2時頃会場に向かった。入り口はもう開いていて入っていくと大勢の人がすでに入場していた。天気がいいから、ほんとにお祭り気分がただよっていて、とてものどか。きのうは最初から最後まで最前にいたので気がつかなかったが、アクセサリーやCDの出店も出ている。アクセサリーは中南米から出稼ぎに来ているのかインディヘナの人たちが商っている銀製品。なるほどメタル系御用達のアクセサリーといえば銀だものね。

CDはどうやらドイツの店が来ているらしく、貼ってある値札がいやに安いと思ったら、テントの壁にドイツマルクとの換算率が貼ってあった。とりあえずお目当てのバンドのものはチェックしたが、めぼしいものはない。マーチャン売り場にも行ってみる。きのうはこのフェスのTシャツしか売っていなかったのだが、きょうは THUNDER のものも置いてある。バスで来たなら積んでこられるものね。日本でも売っていたユニオンジャック柄と、紺のポロシャツ。これで次のフェスには THUNDER のTシャツを来た人も見られるだろう。今回はほんとに GREAT WHITE THUNDER も、バンドTシャツを着てたのは私だけだったんだから。

ビール以外にフリッツやソーセージを売る店も出ている。どうやらここや仮設カフェは、半分閉まったようだった1軒のほうのカフェが移動してきていたみたい。家族総出で働いている。

もう最初のバンドの演奏が始まっていた。若者のグループ、子供連れ、御近所同士のおばさんたちが、思い思いのかっこで干し草の上に寝そべったり座ったりしてステージを見るともなく見ている。曲が終わるとちゃんと拍手を送っているのが礼儀正しい。若者グループの中にはもうかなりビールを飲んでいい気持ちになり、ふざけて取っ組み合いをしたりしてるのもいるが、決して荒れている感じではなく、あくまでも休日のビーチみたいな雰囲気。

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