
WALKING IN TUNISIA
PART 36(1/1)
NAHRAWERS HOTELで昼食シーフードサラダ・・・蛸、海老、ムール貝、あさりがミックスしてあって、グレープフルーツの皮をくり抜いたカップに盛ってある ツナのスパゲティ・・・トマトソース味。まずくはないが量が多すぎる ベークドアイスクリーム・・・チョコレートとバニラのアイスクリームをスポンジケーキに乗せてメレンゲで包みオーブンで焼いたもの。これまた大きい ホテルのオーナーが日本に住んでいたこともあるといって、挨拶に現われる。ここまではよくあることだが、その後、ぜひホテル内をご案内したいということになった。
彼を先頭にぞろぞろと集団でついていくと、入っていったのがビュフェ式の食堂。ちょうど食事時だから、客が大勢いる。中央の食べ物がのったテーブルのすぐ横をオーナーは歩いて行く。カメラをぶらさげた日本人の集団が、そのあとをついていく。こんなところを通り抜けな いと行けない場所に向かっているのだろうか? 食べ物をとろうとテーブルの回りにいた客たちは、1歩退いて我々を通してくれた。
結局、私たちは、テーブルをぐるっと回るようにして、入ってきた扉から出て行くことになったのだった。要するに、食堂のようすと食事内容を見せたかったというわけ。
ホテルの庭やプライベートビーチは、さすがに案内しようと言い出すだけあって美しい。3人娘などは、白いデッキチェアが並ぶ芝生を見た途端に走り出して、「ここで写真を撮るざんす!」とはしゃいだ。
結局、次回の旅ではぜひこのホテルに滞在してほしいということか。でも、このホテル・オーナーは、日本に行ったことはあっても、日本人の旅の形は知らないな。わざわざ日本から10時間以上もかけてチュニジアまで来て、ホテルでのんびりリゾートライフを楽しむような日本人が、今の日本にいるだろうか?
さて、ホテルに別れを告げ、ハマメットの街に。
ハマメットは青い海に白壁の家が生える海岸沿いの街。前述したクレーも、この街がお気に入りだったらしい。特に見るものがあるわけではないが、海を見ながらぼ〜っとしてるのが気持ちよかった。
メディナの中のスークで15分だけ買物。金属製の皿に名前を彫ってもらう。
さあ、のんびりできるのはここまで。このあとはカルタゴの遺跡の見学だ。