
起きたら気分がよくなっていた。
せっかくなので(?)髪を洗い、ひさしぶりにドライヤーを使う。私は髪が多くて太いので、ほんとに乾きにくいのだ。旅行のたびに風邪をひくのは、安宿に泊まるので、濡れた髪のままでいるせいかも。
ゆっくり朝食。海に面した食堂には気持ちのいい光がたっぷり射し込んでいる。でも、気分がいいのはそれだけ。ここのコーヒーは絶対インスタントだ。
さっさとチェクアウトをして、次のホテルへ。繁華街ウンベルト通りに面した、こじんまりした所。荷物をおいて、街に出た。
ガイドブックには、ドゥオーモとギリシャ劇場しか出ていないので、なんだか気がらく。われながら変だと思うが、ガイドブックにたくさん 出ていると、うしろからせっつかれているような気になってしまう。貧乏性なんだろうな。
冬だというのにぽかぽかと暖かく、散歩には最高の日。風は冷たいんだけど、せっせと動いているから、それがかえって気持ちいい。丘の上に城塞があるので、それをめざして石積みの階段を登っていった。左右が開けていて眺めがいい。街の向こうは海なのだが、水平線が丸い! 地球は丸いんだぁ、と実感。
この階段はけっこうきつかった。途中でマフラー、コート、セーターと脱ぎ、最後は半袖のTシャツ姿になってしまった。「北風と太陽のお話みたいね」などと、少女してしまった私たち。
ところで、これからタオルミナに行くなら、この階段の登り口そばにある、VILLA IGIEA というホテルがおすすめ。ほんとに小さくて(18室だと言ってた)、古いけれど、昔からの屋敷をたいせつに手入れして使っているというふうなのだ。ただし、多分バスルームとかは共同だったりするだろうから、そういうのが苦手な人は無理ね。もう1泊するならここに移動するのに、と残念だった。