
17:00のバスでソレントへ。これが思いがけない長旅になった。
なにしろ狭い道だからバス同士はすれ違えない。幸いバスの本数が少ないので、どのあたりで遭遇するかのタイムスケジュールができていて、時間待ちをするらしいのだが、ちょうど夕方の渋滞(んなものがあるとは)にぶつかったらしくて、対向車が待てどくらせど来ない。
さあ、このときに活躍したのが車掌だ。バスから降りて、向こうから来る車を止めては様子を聞いたり、ガソリンスタンドかどこかまで歩いていって、電話をしたり(だと思う)。八面六臂の活躍とはこういうことを言う。
結局3時間近くかかってソレントに帰着。でも、おかげでアマルフィ海岸の夕焼けと、山肌に輝く(クリスマスの)イルミネーションを見ることができた。
今回は無理だったが、この次あそこに行くなら車で回って、途中のホテルに泊まりたいものだ。海を見降ろす側がガラス張りのサンルームになった、すてきなホテルがあった。陶器も山ほど買えるし。
夕食は小さなトラットリアで。
翌朝は早いので、帰ってからホテルの勘定をすませた。トマトとモッツアレラチーズ(前の晩のレストランで、近くのテーブルのイタリア人たちが、食事のあとのチーズを山のように食べているのをうらやましく見ていたもので。真っ白でみずみずしくておいしい!) アンチョビのマリネ(日本で言う缶詰のアンチョビではなく、新鮮な小いわし) かにのソースのリングイネ(クリームソースだった) ミネストラ(パスタでなくお米が入っていた。ちなみにミネストローネというと野菜だけのスープになるそうだ) 豆のスープ(あったかい食事が恋しくなってくるとスープを頼んでしまう) 白ワイン エスプレッソ