
さあ、とりあえず今日の予定は終わった。
夕ごはんはガイドブックに出ていたCAFE DE TACUBAというレストランにする。庶民的な店、という記述だったが、行ってみたら今まで私たち が入った中ではいちばん「気どった」と言えるような店。
でも、ガラスのびんをたくさん飾ったインテリアやタイルをいっぱい使ったインテリアはとてもきれいだし、ウェイターの感じもいいし、なかなかなごめる。観光客御用達ってわけではなくて、地元の人もいたけれど、ちょっと奮発してデートに使ったりする店みたいだ。
*MENU*デザートも食べようと思っていたが、「何かケーキを」と頼んだら、ものすごく大きな(直径が20センチくらいもある)デニッシュペストリーを山積みにしたお盆を、プロレスラーのように逞しいウェートレスが肩にかついで運んできた。見ただけでおそれをなしてお引き取り願い、コーヒーだけにしてしまった。SOPA DE AGO ・・・例のにんにくのスープ。この間食べたのよりしょっぱいけど、おいしかった。チーズが入ってるせいだと思うんだけど、その分濃厚になってるのね。 ENSALADA MIXED・・・こんなに清潔な感じの店だから生野菜のサラダを食べても平気じゃない、などと理屈にもならない理屈をくっつけて頼んでしまった。生のレタス、たまねぎ、トマト、アボカドに、ゆでたにんじん、さやいんげん、卵、ホワイトアスパラガスが盛り合わせてあって、りんご酢?を使ったちょっと甘めのドレッシングがかけてある。ひさしぶりの生野菜のおいしかったこと! はたから見たらきっと飢鬼のようにむさぼり食ってたんじゃないかなあ(^_^;) CHARUPAS A LA POBLANA ・・・揚げたトルティージャの上に裂いたむし鶏と刻んだチョリソ、たまねぎ、チーズがのっていて、サルサがかけてある。 ENCHILADAS VERDE・・・緑色のソースを使ったエンチラーダス(中身はとり肉)で、白いチーズがかけてある。辛いけど、その辛さが複雑で、すごくおいしい。 この店、食事関係はウェイターが運んでくるのだが、なぜかデザートはウェートレスの担当らしく、そろいもそろって立派な体格のオバサンたちが、店内をのっしのっしと行き交っているのが壮観だった。
あとで、外から店のウィンドーを見たら、くだもののシロップ漬けがすごくおいしそうだった。あれにすればよかった。
いやあ、しかし満足満足。Wはすっかり気に入ってしまい、私が帰ったあともここに通っていたらしい。