
まずはタクシーでホテル・コルテスまで行き、チェック・イン。
交通量が多くて、すごくうるさい道路に面しているので、またWが眠れなくなるのではないかと心配だったが、城門のように大きくて重くて厚い木の扉(前時代的とも言える大仰な制服を着こんだドアマンが開けてくれる)を1歩入ると、まるで別世界かと思うような静けさだった。 すぐ外側の街の喧騒が想像もできない。
入ってすぐ右の小部屋がレセプション、突き当たりは小さな中庭で、レストランになっている。同系列だけあって、マジェスティックに似ている。
が、あちらは見た目だけが中庭になっていて、実際には天井がついていたけれど、こちらはほんとうの吹き抜け。雨が降るとカヴァーが出てくる仕組みになっているらしい。鳥の声が聞こえる。
部屋は牢獄みたいに頑丈な扉がついていて、廊下に面している窓(網戸がついてる、万歳!)が小さいから、昼間でも薄暗い。窓を閉めてしまうと真っ暗になるだろう。室内もマジェスティックと同様、オレンジ色を基調にしたインテリアで、シンプルだけれど落ち着ける。
テーブルの上に、ちゃんと栓のしてあるミネラルウォーターのびんが2本置いてあるのもうれしい。
といったチェックをしたのち、すぐに出かけた。そろそろ残り時間が少なくなってきてあせり気味の私たち。