WALKING IN MEXICO



Part 9

キシコシティの探検を始める前に、1日のオアハカ行きと、 Wのキューバ行きを決めておかなくちゃ。日本にいるあいだに、Wがメキシコ観光に問い合わせたときは、「こっちではよくわからないので、向こうに着いてから現地事務所を訪ねてください」と言われたらしい。なんのための旅行代理店かわからない。

で、メキシコまでのチケットを頼んだところで、オアハカまでの往復航空券の予約は入れてもらった。メキシコ航空のオフィスに行って支払いをすれば、発券されることになっている。でも、これだと、オアハカに着いてからホテル探しをしなくちゃいけなくて、ただでさえ少ない時間が、それにとられてしまうのはちょっと痛い。

出かける前に、ロビーにある旅行社で値段をチェック。いいかげんそうなオジサンだったが、とりあえず資料をひっくり返して調べてくれた。

<オアハカ>
2泊3日(飛行機・ホテルのみ、送迎・観光なし)/290ドル
3泊4日に延泊すると(同)/427ドル
<キューバ>
3泊4日(飛行機・ホテル・送迎つき)/387ドル+税金

きのう空港で配っていたGREY LINEのパンフレットもしっかりチェックする。

<オアハカ・ツアー>
3泊4日(飛行機、ホテル、送迎、モンテアルバン、ミトラへの半日観光つき)/321ドル
<ティオティワカン半日観光>
10:00〜16:30または14:00〜18:30(ホテルまで送迎のバスと英語のガイド付き)/29ドル

メキシコ観光もメキシコ航空も独立記念搭の近くなので、とりあえず地下鉄でインスルヘンテス駅まで行くことにした。窓口で「2人」と言ったが、「2ペソ」と言われて払うと、5枚つづりが出てくる。1枚ずつは売らないのね。だって、安いものねえ。 どこまで行っても1乗り1枚だからわかりやすい。

地下鉄にはスリがいるとか聞いていたし、ラッシュ時は危ないとも読んでいたから、けっこう緊張して乗った。でも、乗ってる人の服装がラフだったり、大量のバラを風呂敷(?)に包んで背負ったインディヘナのおばさんが乗ってたりする以外は、日本の地下鉄とあんまり変わらなかったような…

ラフな服装で思い出した。海外旅行をするたびに思うのだけれど、日本人ほど身なりのいい人種ってあんまりいないような気がする。服を「繕って着る」という思想が、日本の社会からはもう完全に消えてしまっているんだろうな。穴が開いていても、シミがついていても、着ることができる間は着ることが当たり前の感覚って、私が子供のころにはまだあったような気がするんだけど・・・

インスルヘンテスで降りたけれど、方向がよくわかんない。高い建物を目印に当てずっぽうに歩いてみたら、なにやらこぎれいな(昔の)原宿みたいな街角に出た。あ、これが噂のソナ・ロッサなのね。確かに高級ブティックやお洒落なレストラン、カフェが並んでいて、時間があるならぶらぶらするのも楽しそう。でも、いまは時間がないっ!

というわけで、瀟洒な街角を急ぎ足に通り過ぎる私たちなのであった。


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