○ 野菜と海藻でからだの中をきれいにしよう 


 1野菜と海藻はからだにいちばんやさしいクスリ 


ビタミンやミネラルはからだの機能をととのえるためになくてはならない栄養
素です。また食物繊維は町をきれいにしてさまざまな病気を予防してくれる栄養
素です。これらの大切な栄養素をからだに補給してくれるのが野菜と海藻、玄米
など。サファリのライオンですら、実は緑の草を食べて血をきれいに保っている
から生きていられるのだそうです。赤、黄、緑、色とりどりの野菜と海藻をたっ
ぷり食べている人は、血液がさらさらで、血管の流れのいい人です。      



   目標 ● 1日これだけ食べよう  

緑黄色野菜100g+淡色野菜200g



野菜100gの目安

キュウリ
小1本
ニンジン
2/3本
レタス
1/4ー1/3個
カボチャ
小1/8個
ナス
小2個
青菜
約1/3束
トマト
中1個
ピーマン
中3個



 ● 野菜と海藻にはこんな健康効果があります 



ビタミンA
(カロチンが体内でビタミンAに変わります)
−−>粘膜を保護し、
   粘膜にできるガンを予防
ビタミンB,C,E
−−>血管の老化を防ぎ、ガンを予防
ミネラル
−−>血管をきれいに保ち、骨を強化
   高血圧や貧血予防
食物繊維
−−>便秘、大腸ガンを防ぎ、糖尿病を
   改善・予防、肥満帽子にもなる




 ● ビタミンとミネラルはからだの潤滑油 



骨や歯の組織をつくったり、体内の新陳代謝っを助ける潤滑油、ビタミン、ミ
ネラルは、微量ながらも大切な栄養素です。しかし、ビタミンやミネラルは体内
で合成されるものが少なく、食物から摂取しなくてはなりません。とくに緑黄色
野菜などに豊富に含まれています。                    


 ● サラダより煮る、ゆでる、炒める 



緑黄色野菜にはビタミンCだけではなくビタミンAや鉄分も豊富。レタスなど
の生野菜はそれに比べてビタミン・ミネラルの含有量が少ないうえに、量が食べ
られません。サラダにもブロッコリーやグリーンアスパラなどのゆで野菜を。野
菜はゆでる、炒める、煮るなどしてたくさん食べる工夫を。         



 ● ビタミンは食品でとろう 



ビタミンやミネラルは、日常の食生活で、きちんと栄養のバランスのとれた食
事からとることが大切です。ビタミンA、D、E、Kは脂溶性ビタミン(油脂に
溶ける)といって、とりすぎると体内に蓄積され、害を及ぼすこともあります。
ビタミン剤などによる過剰摂取には気をつけて。              



 ● 海藻にはカルシュウムもたっぷり 



昆布や海藻には、少量でも極めて吸収効率のよいカルシュウム化合物が含まれ
ていることが、最近の研究で明らかになりました。しかし、この活性アミノ酸カ
ルシュウムは、肉、魚類にはごく微量しか存在しません。海藻は、カルシュウム
不足になりがちな日本人に大切なカルシュウム源。             



 ● 現代人の5人にひとりがビタミン不足 



意外なことに、現代人の5人にひとりが「潜在的ビタミン欠乏症」と考えられ
るそうです。これは、栄養価の高いものを食べ、糖分をとりすぎるほどとってい
るのに、その代謝に必要なだけのビタミンBをとっていないため。「疲れやす
い」などの不定愁訴に悩まされたらBやCの補給を。           


 ● ニンジンやカボチャは油炒めに 



ニンジンやカボチャは、βーカロチンを多く含む代表的な野菜。βーカロチン
は水に溶けずに油によく溶けるので、油を使って料理すると体内への吸収率がよ
くなります。生野菜だと吸収率は10%ですが、油に溶けると70%ー80%。
シチューなど長時間煮込む料理も、吸収率が高くなります。         


 ● ニンニクが血栓を防ぐ 



ニンニクやネギのにおいの成分には、血小板の凝集を抑制する作用があります
。これらを多く含んだ食事をとると、血液が血栓をつくりにくい状態になり、心
筋梗塞、脳梗塞の予防になります。とくに、すったり、切ったりして、ニンニク
の細胞を破壊すると、この成分は効果が現れます。             



 
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