7月27日 7月28日
ルドリンゲン -2- 728()



2日目のホテル外観

この日、北上の予定だったが、主人が、不調のこともあり、
もう一泊することになる。それにつけても、
前の日のホテルは、前述の通りだったので、移ることに。

ガストホフGasthoff、イギリスだとB&Bという感じか?
1階が、小さなレストランで、二階が、宿泊施設になっている。
大抵そういうところは、エレベーターがないので、荷物が大変だ。

私達が、泊まるつもりだったのは、
「カフェ・アルトロイター」というケーキ屋さんの上階にある
という「ガストホフ」だったのだか、間違えて、その隣になった。

前日、私達は、そのケーキ屋さんで、ケーキを食べた。
思わずおかわりをしたほど、おいしかった!!
日本で食べるのと同じタイプのしっとり、ふんわりのスポンジで、
外国で、食べた一番おいしいケーキになった。

思わず、帰りがけに売り子のお譲さんに
Es schmeckt gut!「おいしかったです。」のつもり
でも、そのお嬢さんは、ニッコリしてくれたので、
きっと気持ちは、伝わったに違いない。


間違えたにしても、まあ、いいか、というわけで、荷物を二階に運び上げ、
一息つく。主人は、のどが、痛いという。
日本にいても、とにかく、体のことには、敏感な主人だ。

この話は、又、
「旅の話いろいろ」ででも書こうかと思っている。

ともかくも、どうしても、主人は、お医者さんにかかりたかった。
で、私達には、「好きなところへ行ってきたらいい。」とのこと。

熱もなかったので、かくて、私達は再び別行動にする。



娘と2人、ホテルの目の前にあるゲオルク教会の塔に
上ってみることにする。350段あるという階段を上ると、
地上約90メートルからのパノラマが・・・

奥の横線が、昨日歩いた城壁

16あるという門の一つ
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夕方、ネルドリンゲンに着く。
朝、ゲオルク教会の塔に上った時、
「お父さん、この景色見れないネェー。きっと、悔しがるんじゃない。」
「せめて、写真、たくさん撮ろう。」
等と話していた。
ところが、わざわざお医者さんにまで、かかってきた位だというのに、
主人は、ちゃっかり、ちゃんと、自分でも
塔に上っていたのだった。
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主人のビデオがとらえた真中の黄色い屋根に注目

屋根を修理中

急な勾配に足場を組んで・・

塔の暗くて狭い階段
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戦禍を免れて、ほぼ完全な形で、中世の趣を残す町、ネルドリンゲンというのだけれど、
ロマンティック街道の町の中では、ちょっと地味な町だったのかもしれない。
バスで、来た観光客は、数時間の自由時間を過ごしただけで、去って行く。

でも、こじんまりと、した町のたたずまい、城壁の散策、塔の上からの眺めは、
私達には、十分豊かな思い出となった。


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