第3シリーズ(95年)


Sharpe's Gold

1813年夏、スールト将軍との衝突を前に、サウスエセックス連隊がフランスの補給部隊を攻撃。攻撃自体は成功に終わったものの、シャープ少佐の作戦は守られなかった。命令不服従の軍曹率いる小隊はこれを機に逃亡、しかし、ゲリラの手に落ちた。

その直後、近衛騎兵隊のエアーズ中尉がシャープの部下を窃盗の容疑で逮捕。諍いの末、結局、シャープの部下は刑場へと引き立てられる。

一方、ウェリントン公のもとには従姉妹のエリザベスとその娘が訪れていた。行方不明となっていたエリザベスの夫を捜すためである。

シャープはエアーズ中尉を率いてゲリラとの交渉に当たることになり、これにエリザベスとその娘が合流する。

Sharpe's Battle

1813年、ウェリントン将軍率いる英国軍はピレネー山脈にさしかかっていた。フランス軍はスペインから排除されつつあり、ゲリラを用いて英国軍の興廃を脅かそうとしている。折しもフェルディナンド7世は自分の近衛アイルランド人中隊をウェリントン将軍の援軍として送り、友好の証とした。

ウェリントンはこれを有り難迷惑に思い、シャープを軍事顧問として近衛アイルランド人部隊に着任させた。カイリー卿率が自発的に撤退を願い出るよう、しむけたのである。脱走が続くアイルランド人部隊。しかも彼らの駐屯地はシャープに私恨を抱くギー・ループ准将につけねらわれる。

Sharpe's Sword

1813年、フランス軍はスペインから全面撤退に移っていたものの、ナポレオンは奇襲による反撃を策謀していた。これを確実なものにするため、英国軍のスパイの司令官、エル・ミラドールの捕縛を図る。

フランス帝国陸軍近衛竜騎兵連隊のラルー大佐はエル・ミラドールが僧形であるとの情報から、聖職者を襲う。そしてエル・ミラドールがビラ・フランカにいると聞きだしたところでシャープの攻撃に遭い、降伏する。その後、ラルーの手を逃れた修道女がシャープ少佐の保護を受ける。



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