第2シリーズ(94年)
Sharpe's Company
1812年、ポルトガルに撤退し、トレス・ベドラス要塞線でフランス軍の猛攻をしのいでいた英国軍は再びスペインに侵攻する。再侵攻にあたって、英国軍は要塞化されたシウダード・ロドリゴとバダホースを陥とさなければならなかった。
シウダード・ロドリゴの陥落後、サウスエセックス連隊は新兵とウィンダム連隊長を迎える。新兵を仕切っていたのはシャープと因縁あるヘイクスウィル軍曹であった。その陰謀がハーパー軍曹の階級とライフル銃兵の誇りを奪い、シャープはバダホース攻略の決死隊に志願する。
Sharpe's Enemy
1812年末、クリスマスを控えてファージンデール夫人はスペイン国境に近いポルトガルの村、アドラドスの教会に参拝していた。このとき自称「ポトフ元帥」に率いられた逃亡兵の一群が村を襲い、占領。夫人は捕らえられ、身代金が英国陸軍に要求される。この交渉に駆り出されたシャープはそこで仇敵ヘイクスウィル「大佐」、そして同じく夫人を人質とされたフランス陸軍のデュブルトン大佐とその部下、ビゴー軍曹、そして危険なデュコー少佐と出会う。
シャープは少佐の地位と歩兵第60連隊第5大隊の2個中隊、そして実験乗馬ロケット砲兵隊を与えられ、逃亡兵軍、さらにフランス軍1個連隊と対峙することになる。
Sharpe's Honour
1813年、ついに英国軍はスペイン領内に進撃した。ビトーリアの会戦を前に緊張が高まる両軍。しかし、デュコー少佐の策謀で英国とスペインは同盟分裂の危機に瀕する。もし決裂すれば、英国軍はスペイン領内に存在する理由を失い、フランス軍は一兵も失わずに英国軍をスペインから排除できる。
その犠牲となったのがシャープ少佐であった。シャープは殺人の罪で告発され、軍法会議で有罪とされ、絞首刑が確定する。
ここまでのウェリントン将軍の情報参謀はネヤーン少佐。