ロシニエール訪問 − 交通解説編

最終更新日: 2004/05/19



モントルー・ロシニエール往復切符

行き方

 最寄の国際空港はスイス・ジュネーブになります。ジュネーブに日本からの直行便はありません。ヨーロッパのハブ空港のいずれかから乗り継ぐことになります。

 ジュネーブからは鉄道でモントルーまで1時間程度です。 料金や時刻表はスイス鉄道のホームページから検索してください。 モントルーは高級ホテルが立ち並ぶ観光地です。

 モントルーからロシニエールには、MOB鉄道に乗ります。 この鉄道は普通の鉄道と運営母体は違うのかもしれませんが、駅や切符は共通で、特に違いを気にする必要はありません。

 モントルーで切符を買う場合は窓口で買ってもかまいませんが、駅の自動販売機でも簡単に買うことができます。 この際、行き先、1等か2等か、片道か往復か、大人か子供かを入力します。表示は英語にできます。 行き先はスペルを入力しなくてはなりません。大きな街はすぐに出てきますが、ロシニエールは「n」くらいまで入力しなければ出てきませんでした。「Rossiniere」という綴りを覚えておきましょう。



モントルー駅、MOB鉄道のホーム(5番)

行き先表示板

 駅に改札はありませんが、車内で検札があります。 MOB鉄道の出発ホームはたぶん5番です。 「Golden pass panoramic」という名前もあるようです。2時間に1本くらい、電車があります。 MOB鉄道はモントルー・ツバイジンメン間がメインのようなので、ツバイジンメン行きを目標にするとよいでしょう。 ロシニエールに止まるかどうかは、よくわかりません。駅員さんに聞いてみてください。 乗降する人がいない駅は通過してしまう様子でした。ボクのときは時刻表では赤字の急行列車に乗ったのですが、車内で検札に来た車掌さんが「Rossiniere」と確認してくれたので止まることがわかりました。車掌さんの発音はほぼ日本語で「ロシニエール」と読んだのに近かったです。

 車内のアナウンスはほとんどありません。駅に着くたび、看板を確認します。右手に湖を通過したらすぐにロシニエールに到着。 駅に着いてもドアは自動で開かないので、落ち着いてドアにあるボタンを押します。事前に押しておいても大丈夫のようです。 止まるまで、開けるべきが右のドアか、左のドアかわからないのですが。(笑)

 ちなみに、MOB鉄道をモントルーとは反対側に行くとツバイジンメンで終点のようです。 ここからベルンやインターラーケンに電車で移動することもできます。 地図を見てベルンが意外と近いことには驚きました。 サウンドトラックに「夕暮れのベルナーオーバーランド」という曲があり、ロシニエールは地域がちょっと「ベルナーオーバーランド」から外れているような気がしたのですが、あながち間違いとは言えないですね。




ロシニエール駅駅舎

帰り方

 行きはよいよい帰りはこわいとはよく言ったもので、帰りは結構ハードルが高かったです。 まず、第一に切符を買わなければいけないのですが、ロシニエールは無人駅です。 駅舎の中に自動販売機がありますが、これがモントルーとは違い、フランス語のみです。 また操作方法も違いました。ボクはすでに往復切符を持っていたため、記念に適当な切符を買いましたが、任意の駅までの切符を買うのは難しいかもしれません。

 さらに問題だったのが列車の止め方です(^^;。 どうもロシニエールは乗降客がいないときは通過してしまうらしいのです。 列車に止まってもらうには、駅舎にあるボタンを押しておく必要があるらしいのですが、説明書きがフランス語のみでよくわかりません。 見たところ「列車を止めるためには押しなさい」のようなことが書いてあるようなのですが、一見非常停止ボタンのようでもあり、ちょっと押す勇気はありませんでした。

 ともかく、線路の近くで待っていたら止まってくれたので乗ることはできましたが、車掌さんには駅舎を指差して怒られてしまいました。ボタンを押しなさいという意味だと思うのですが、フランス語はわかりません。 しかし、とりあえず2時間余計に待つのだけは避けられました。 いきなり夜間や最終便などで帰る計画は止めておいたほうがよいでしょう。 ま、ロシニエールにはホテルも何軒かあるようだったので、泊まっていくのも面白いかもしれません。


ご参考: ロシニーエル駅の時刻表

 赤字が急行、黒字がローカルのようです。上りと下りがいっしょに書いてあります。モントルーまでは、約1時間程度です。


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