両さんと歩く下町


あの週間少年ジャンプの人気連載「こちら葛飾区亀有公園駅前派出所」の作者である秋本治さんが執筆された本の中で隅田川にかかる橋をメインにすばらしい絵 と自伝的な文が掲載されています。この本を宣伝する気はもちろんありませんが、この中で描かれている橋の絵がとても良いので敢えて紹介させていただきま す。

書 名;両さんと歩く下町 −『こち亀』の扉絵で綴る東京情景−
著 者;秋本 治
出版社;集英社新書(0265H)
発 行;2004年11月22日第一刷、2009年10月31日第4刷
価 格;667円税別

私は、この本をBOOKOFF(ブックオフ)の105円コーナーで発見!即購入しました。
実は、同じ本を昨年購入したのですが、読みさしのまま通勤電車の中に置いたまま下車し(たぶん)紛失してしまっています。にもかかわらず再度の巡り合いな のでうれしくなってしまいました。従来より、帰宅の電車の中でワンカップをやって酔っ払ったあげく大切な本を何冊も失っているわけで自分自身懲りないなあ と反省していはいるのですがやめられません。ワンカップをやりながら気に入った本を読むというのは大いに楽しみなのです。



下町とか隅田川とか隅田川にかかる橋といったことに興味が有る方は大いに楽しめるはずです。
私は中途半端ではありますが「こち亀」ファンで、毎週わざわざジャンプを買って読むわけではありませんが機会があれば欠かさず読ませてもらったものです。 テレビのアニメ版もよくみました。
「隅田川にかかる橋シリーズ」(1992年)と称して、十一の橋を扉絵に描いたことが有ったそうです。私がWebページで「隅田川にかかる橋」をアップし たのが1998年ですので、遅れること6年です。もっとも、個人がホームページを開設することが本格化したのは、Win98が出てからですから98年以前 は実際には無理だったのですが。何れにしても関連図書、参考文献として大切な本と言えるでしょう。

以下、隅田川にかかる橋に関連するところを引用させていただきます。



白鬚橋
第2歩 (第2章)
浅草羨望
そこに架かる白鬚橋は「白鬚橋の思い出の巻」(79巻)に登場し両さんが迷子になった弟の金次郎を助ける、幼いころのエピソードの舞台になりました。
中略
橋桁に沿って薄明かりをつけた白鬚橋が白くぼうっと浮かび上がる。














清洲橋
第3歩 (第3章)
隅田川界隈

橋づくし1;桜橋、言問橋、駒形橋、厩橋蔵前橋
橋づくし2;両国橋、新大橋、清洲橋
橋づくし3;永代橋、勝鬨橋
ということで、3節にわけてそれぞれの橋の姿が両さんと一緒に描かれています。精緻でダイナミックに描かれているので写真とは違った魅力が表現されて
いると思います。











勝鬨橋 なお、「勝鬨橋ひらけ!の巻」(1990年)では、勝鬨橋が開いている姿も描かれています。もちろんあくまでこち亀の世界ですが。実際には1967年以来 閉じられたままのようです。

















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