名古屋旅行記5〜グルメツアー続き

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G14氏と再会。昼食。駅に隣接のツインタワービルの最上階にあるレストラン街の一角にある味噌煮込みうどんの有名店である(修飾語が多い)山本屋総本家へ。大変混み合っている。最近出来たビルであり、地元名古屋の人々も多いとのこと。番号札を渡され、20人待ち。「30分位です」と言われたが実際には45分位待った。やむを得ないが。昨日食べた味噌豚カツの様に、やはりあまーい味噌味。そして麺は固く、太い。面白いのは、なべぶたを裏返し、取り皿とすること。そのまま鍋から食べると熱いので、いったん蓋に移してから食べている。これはG14氏に教えてもらわなければ分からない。
 さて、2人で行きたい所があった。ある先輩に教えてもらったのだが、中央線の古虎渓という駅が眺めが良いそうなのだ。発車まで10分弱。楽勝だ。エスカレーターをどんどん降りていこう・・・。しかし、エスカレーターが塞がっているのだ。G14氏が言っていた。「東京は右を空ける。大阪は左を空ける。じゃあ、名古屋はどっちを空けるのか。と言えば、どっちも空けないんだ」と。確かに。これには参った。逆に名古屋の人が東京に来て、朝ラッシュ時の駅を見たら、みんな整然と右を空けて、右は歩いている所を見て面食らうだろう。ちなみに、片側空けルールは永田町駅で始まったと聞いたことがあるが真相をご存じの方はいらっしゃいますか?
 なんとか目標の電車に乗る。古虎渓駅は快速通過なので30分に一度しかない。車窓から東海交通事業城北線の車両と愛知環状鉄道の線路が見えた。あれらも乗ってみたいのだが、時間がない。30分ほどで古虎渓駅に。都心からわずか少し離れただけで、こんな所があるとは。はるか下には川が流れており、見事に何にもない。駅員室では女性が編み物をしており、出札のチェックはない。これならキセルが出来てしまう。何のためにいるのだろうと思ったら、乗車券の販売だけをするのだ。「自動改札は使えません」とのこと。委託らしい。自販機を設置した方が安いだろうにと思う。色々事情を想像してしまうが、詮索しても仕方ない。次の上りで引き返した。
 さて、名古屋までの乗車券を買ったが、G14氏の提案で金山で降りることにした。なかなか大きい駅。地下鉄に乗っても良いのだが、市内を歩くことにした。駅を出てから振り返りびっくり。駅舎に「金山総合駅」となっているではないか。なに?総合って。「JRと名鉄と地下鉄に乗れるから総合駅と呼ばれている」とG14氏。じゃ、名古屋も名古屋総合駅じゃないか、と思うが、名古屋駅は「名駅(めいえき)」と呼ばれている。ニックネームが付くくらい重要という事か。でも、あくまで通称なのに、駅の入口の表示が「金山総合駅」になっているとは、またまたカルチャーショック。そりゃ、駅名が「金山総合」と言うのなら分かるけど。
 ひたすら北上。途中喫茶店の「コメダ」があった。名古屋に詳しい友人に教えてもらった店。ここでは「ブレンドとシロノワール」が定番とのこと。なんだ?シロノワールって。早速注文。ちなみに、名古屋の喫茶店は分煙でない所が多いみたい。たまたま私がいったところがそうだっただけけ?さて、シロノワール。熱いパンケーキの上にソフトクリームが載っている。最初はただのクリームかと思っていたので口に含むと冷たいので驚いた。パンケーキも熱そうに見えなかったので口に入れてびっくり。だんだんソフトクリームが溶けて、ベトベトになってくる。変な食べ物だ。
 途中丸善という書店で名古屋時刻表を発見。ああ、もっと早く見つけていれば、と悔やまれる。そのまま名古屋駅まで帰ってきた。小腹が空いてきて、G14氏にあんかけスパゲティーを所望した。「チャオ」という店へ。普通のスパゲティーもあるが、殆どがあんかけスパゲティー。というか、あんかけスパゲティーというメニューはなく、「チャオオリジナルソース」となっていた。何も言わなければあんかけスパゲティーを指すようだ。そして、何をトッピングするかを選ぶ。豚カツやハンバーグなんてのもあった。
 来た来た。赤いソース。ミートソースに見える。トマトソースかな。食べる。あまーい。これまた甘い。こんな味にしてしまうのか。食べる前にサンプルやメニューを見たときは想像も付かなかった。これは名古屋以外で売っているのだろうか。名古屋人が急にこの味を食べたくなったらどうするのだろうと心配になった。
 そろそろ帰りの時間が近づいてきた。駅ビルでお土産のういろうを買う。夜行バスに乗る前に風呂に入っておきたい。G14氏の家のそばにスーパー銭湯があるとのことで、案内してもらう。地下鉄で数駅。G14氏と別れ、1人で入浴。ロッカーの鍵は、普通腕に付ける物だと思っていたが足に付けている人がいた。そう言えば、韓国の銭湯でも足に付けている人がいた。G14氏と再会。グルメツアーの終わりに、もう一つ食べておきたい。そこで、台湾ラーメンを食べることにした。
 台湾ラーメンとは名古屋独特で激辛ラーメンの事。タンタンメンっぽいがちょっと違う。しかし、何故「台湾」なのだろう。名古屋ラーメンと付ければ良いのに。ビールで乾杯し、最後の食事をし、G14氏と別れた。あとは名古屋駅まで1人で帰り、夜行バスで帰ったのであった。行きと違い空いており、定員の半分ほどしか客はいなかった。

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