4.家の中のマルいもの
あなたの家の中にある、まるいモノ。
自分の家に置いてある「まるいモノ」、いっぱいあるでしょ。乾電池、くすりの瓶、扇風機、ペットボトル等等・・・・・・。ここで注意しなくてはいけないのが「これなら描けそうだな」っていうのを選ぶことです。だから時計や扇風機はパスですよ。単純な構造のものを持ってきましょう。手の平サイズがちょうどいいかな。日曜大工の道具箱の中にいろいろあるよね。もちろん自信がある方は難しい題材にがぶり寄りしてください。のこった!!のこった!!

だるま落としを描く-スランプになったらこれが一番
デッサン力をつけながらスケッチを楽しむ、画力もUPするし楽しいしこれにつきるよね。「少しくるしいなぁ、難しい」って題材にはひとつひとつの部品を小分けにして描くといいですね。分解し理解して描いてみることが大事だよ。たとえばだるま落とし。積んであるだけだから構造の理解がらくちんだ。トンカチとたたき落とされる本体を別々にデッサンしてみよう。
トンカチ等の各パーツは丁寧に描いてあげましょう。本体のだるまの円柱体の4分割の線を特にしっかりとデッサンする。君の作品力をあげよう。ダルマ落としは丸いモノを描くのに本当に良い練習材料です。単純なつくりで分けることもできるし、円を上手く描けなくなったらこんな題材を参考に練習しましょう。

イメージの鉄は熱いうちに打ちましょう。
ちょっとへんてこなことわざですが・・・
今ダルマ落としを丁寧に描いたので、そのイメージがあなたの頭の中にくっきり映像として残っているはずです。ダルマ落としを塔にイメージにすり替えてみて下さい。似たような形なのでいまなら描けるはずです。ささ、はよう、はよう・・・・・もちろん自分の住みたいオシャレな建物にしようね。
調子に乗ってきたらたたみかけよう!!-曲線の感触を覚えている今が大事
ここまでずっと楕円や曲線を描いているので利き腕が技術として取り入れようとしている大事な所です。ここで止めちゃダメ。いい感じに感触があるのでしたら手が「まいった」というまで描いてみよう。(よいかぁ!!一気にたたみかけるのじゃあーーーーーーーー!!)
ボールぺんなんてとても単純な構造。でも動かしてみたらどうだろう。立体を意識しよう、想像して、透視して、考えて描こう、大丈夫、ゆっくり描いてね。

錠剤はまず一つ一つを観察して構造を丸裸にしよう。断面、寸法等頭に入れてイメージして描く。薬の瓶の絵はラベルもしっかり描いてあげよう。丁寧に丁寧にね。それが作品力だよ。ひとつひとつ、よく観察して描こうね。丁寧に描く経験は君の今後の画力に大きく影響するよ。良く見てデッサンしよう。今日より明日、一週間後、一ヶ月後だよ。
初心者の方は左手で持てるぐらいの小さな題材を対象に描けば苦しくないよ。お塩やコショーの小さな瓶なんて描きやすくていいね。ガラスが光りの反射で紙の上に表現しにくい場合は、気にせず今は見たままを書き写す。「何かへんだなぁ、上手く描けていないなぁ」って思うこともあるけれど、その何か変だなが「そうだったのか」って1年後にはスラスラ理解して描けるようになっています。下手でもいいからとにかく紙の上に描く。経験を積もうね。みんなが通る道、遠回りしていっぱい道草してお茶飲んで腹一杯食って・・・・・・・・(あかん、寝るつもりやな)
立体をイメージしよう、想像しよう。頭の中はフル回転だよ!!!
「まける気せーへんわ!!」と言いながら描く。自分に自信もってね。強気強気!!!
関西弁でごめんね。
うん? 東京の人はなんて言うのかな・・・「負ける気がしないんでちゃってちゃって」・・・知らんがな。

描いた経験を組み合わせてみよう。
下記のイラストを模写してみよう。どれも家にある身近な物ばかりだよね。やはり見覚えがあるものはデッサンしやすいね。
一度描いた物を地平線にあわせてまとめて描いてみよう。パースの訓練にもなるしますます立体感をやしなえるよ。順番は好きなように入れ替えてデッサンしてみよう。すこし疲れたね。お茶にしょう。
次に進もう、チキン。・・・・・・・かすってもないぞ。