7人の弁護士に会ったが、気に入らない。良い人が見つかりません/依頼人の要求が過大である
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2024.8.1 mf
相談:離婚の件で、7人の弁護士に会いました
今まで、デパートや、弁護士会で法律相談を受け、7人の弁護士に会いました
が、気に入りません。良い弁護士が見つかりません。信頼できそうな弁護士がいませんでした。
今後、どのように弁護士を探したらいいか、わからなくなりました。私は、離婚の際は2000万円の慰謝料をもらいたいと思っています。これに弁護士が賛同してくれないのです。無料相談
4つの法律事務所で、法律相談を受けました。無料相談です。真剣に話しているのに、弁護士は、うわの空です。無料相談って駄目ですね。
回答:弁護士ではなく、依頼人に問題がある
さらに、法律相談に行って、弁護士を捜すとよいと思います。しかし、実際には、そんなに綿密に弁護士を選択する必要はないと思います。弁護士選びは、結婚相手を選ぶことではありません。
弁護士の回答が、あなたの気に入らないから、弁護士が見つからないのです。あなたは、自分が気に入るような回答を期待しているのでしょう。でも、ひょっとしたら、あなたの離婚の慰謝料2000万円の請求には無理があるのではないでしょうか。一般論として、2千万円の慰謝料請求は無理(過大)です。
弁護士は次のような場合受任しないでしょう。
- 依頼人(依頼者)の要求(主張)に無理がある(法律的に実現不可能な要求)
- 依頼人の要求が社会的に妥当でない目的である(相手を困らせる目的、嫌がらせをする目的)。
- 依頼人の性格が異常である、トラブルを引き起こす危険がある。
- 請求できる金額が低すぎる(弁護士費用が少額な事件)ので、弁護士費用を支払うと、依頼者の手元にお金が残らず、後で依頼者から苦情(クレーム)が出る可能性がある。
弁護士に一番大切なことは誠実です。「自分には、特別の能力はない。あるとすれば、誠実であることだ」と自覚し、ひたすら、誠実に仕事をしている弁護士は多いです。そのような弁護士を選んでください。
さらに、
弁護士に問題があるからではありません、あなたの要求に問題がありそうです。
あなたの希望を実現できる現実的なものに直して、弁護士と話し合うとよいでしょう。
どうしても、2千万円にこだわる気持ちがある
なら、ご自分で調停、裁判(本人訴訟)をするとよいでしょう。
相談者の人格に問題がある場合、弁護士は、「あなたの人格に問題がある」などとは言いません。そんなことを言うと、別のトラブルが生じます。
弁護士は、問題のある依頼者から依頼されるのを避けるため、「自分はこの分野は得意でない」とか、弁護士費用をことさら高く言うなど、別の理由を言って、逃げる場合が多いです。
無料相談でも、真剣に話を聞く、弁護士は居ます。相談者も適切に弁護士を判別すべきですね。
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