江戸時代のお金

 

当時は金貨・銀貨・銭貨の三種類がありました。しかも、変動相場制。栄太の道中帳にも所々「金 六〆四百五十文」のような記載がありますが、これは、金一両当たり6450文という両替レートです。また、銭貨の場合、紐に銭96文を通した「銭さし」を100文として通用させるのが一般的なルールのようです。ただし、地域によってはそれが通用しない、つまり銭100枚を100文とする所もあったようです。栄太の道中帳では、42日、柏崎〜荒浜で、「此所より長銭なり」という記載があり、この「長銭」が、100文を100文として通用させるという意味のようです。

 

 江戸時代のお金に関する参考サイト

  江戸事情

  江戸時代通貨って?

江戸経済史 6.貨幣制度

江戸時代貨幣価値