イソコンペイトウガニは擬態の名人。トサカ類に住んで
いてポリプを体に付けて隠れるという業で身を守ります。
小さなカニで普通は2cmくらい。中には大きな個体も
いて、串本では3cm以上もある巨大なヤツもいます。
撮影地:串本・1の根
水深13m
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厳しい海の世界では根性なしでは生きていけません。
このウミウシカクレエビは激しく泳ぐミカドウミウシに
住んでいたものです(写真で突起に見えるのはミカド
ウミウシのエラ)。あんな激しく泳ぐのによくぞ振るい
落とされないのに感心。
撮影地:串本・吉右衛門出し
水深16m
タカラガイの仲間はシェル・マニアにも人気です。
普段はこの写真の様に外套膜(がいとうまく)を
出して貝殻の表面を一面覆っています。このホシ
ダカラの特長はヤマブキ色の1本の筋が貝殻に
ついている事。大きさは10cm近くもあります。
撮影地:串本・イスズミ礁
水深10m
サンゴを食べるオニヒトデは度々テレビ等でも紹介
される厄介モノ。しかも体を半分に切っても再生して
しまうという凄まじい生命力なのです。刺々しい針に
猛毒があり、刺されるととんでもない事になります。
南方系のヒトデですが、オニヒトデがいるって事は
串本はやはり南の海なんですネ。
撮影地:串本・浅地
水深15m
サンゴを守る為にオニヒトデを駆除する活動というのは
一般には賛同されていますが、オニヒトデの出現で弱い
サンゴが死に、より強い種のサンゴを生む土壌という
説もあり、非常に難しい問題でもあります。但しそんな
奇麗ごとではすまされないのがサンゴを観光資源として
いる現実なのです。
この写真は未だ10cmくらいの小さな個体。小さいので
思わず気づかずに触れてしまいそうになりました・・・
撮影地:串本・島廻り
水深16m
イソギンチャクは植物ではなくれっきとした動物の
仲間である事はダイバーの常識ですが、こうやって
触手を伸ばしているとホント、華ですネ。クローズ
アップで見ると本当に奇麗です。
撮影地:串本・浅地
水深15m
写真では大きさが判りませんが、実際には20cm
以上ある大型のエビです。体の形から蝉(せみ)と
呼ばれています。非常に美味しいと言われている
エビ。お味はイセエビ以上だとか。
撮影地:串本・コーラルガーデン
水深15m
世間一般に良く知られているホラガイ。 大きなモノは
20cm以上にもなります。南の海ではオニヒトデという
猛毒を持ったヒトデが、奇麗なサンゴを食べるという
話題がしばしば流れますが、この貝はオニヒトデを
食べる事でも有名です。
撮影地:串本・コーラルガーデン
水深13m
これで結構、食欲は旺盛なのですよ。
写真を撮影した時はオニヒトデ以外の
ヒトデに噛り付いていました。ちょっと
失礼して、ホラガイをひっくり返してから
撮影させて頂きました。
撮影地:串本・コーラルガーデン
水深13m