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16日目
府中宿〜丸子宿
2002年3月9日(土)
晴れ
いよいよ駿府城のある府中宿。家康が最後に過ごした場所です。東海道は繁華街の中を通って安倍川へ向かいます。今回の宿泊地でもあるため、駿府城は翌日ゆっくりと見ることにし、足早に丸子宿へ向かいます。

[15時54分] 下伝馬本陣・脇本陣跡、[15時58分] 上伝馬本陣・脇本陣跡、そして会見の碑

下伝馬本陣・脇本陣跡

上伝馬本陣・脇本陣跡

西郷・山岡会見の碑
府中宿は繁華街のまっただ中にありました。道ばたには左の写真のような石碑が建っていて、本陣・脇本陣があったことを示しています。しかし、面影はまったくありません。また、西郷隆盛と山岡鉄舟会見の碑もありました。東海道とは関係のない碑ですが、歴史的には重要なのでしょう。私はこの頃の歴史にはうといもので・・・。とりあえず先へ・・・。

商店街の中の東海道、[16時19分] 札の辻の碑

繁華街の東海道

札の辻の碑

札之辻町の碑
東海道は、繁華街の中、何度か右左折を繰り返し、伊勢丹の前を左折すると、札の辻跡に着きます。人通りの激しい繁華街の中だけに、撮影には困難を要しますが、立派な石碑がここが東海道であることを示していました。

旧道〜安倍川
東海道は、しばらく繁華街の中を進むと、やがて静かな住宅地になります。大通りが平行していることもあって、車も少なく、比較的歩きやすい状態です。次第に太陽の光が弱くなってきて、旅人の足を早めます。しばらく旧道を歩くと、やがて右側に平行していた県道と合流します(左上)。合流地点には交番があり、その前には川会所跡を示す案内板があります(写真右上)。交番の後には小さな公園があり、冠木門跡の案内板(写真左下)、由比正雪の墓跡といった史跡がありました。

公園の近く、安倍川橋梁の手前には、名物安倍川餅を売っている石部屋があります(写真右下)。ここでは手作りの安倍川餅を買うことができます。この日は時間的にも遅くなっていたので、先を急ぎました。

なお、石部屋の隣には、「安倍川義夫の碑」が建っていました。

[17時05分] 安倍川橋梁
丸子の山に日が沈みかけ、薄暗くなりつつある頃、いよいよ安倍川を渡ります。久しぶりの大河をゆっくりと・・・、とはいかず、なるべく急いで渡りました。渡り終えると、左側に雰囲気のいい旧家がありました。安倍川は渡しだったので、もしかしたら旧家の前の道が東海道なのかもしれません。

夕闇迫る丸子の宿
県道を進むと、わずかに残る松並木が見えてきます。比較的大きな松が何本か残っていて、旅気分をそそります(写真左上)。松並木を過ぎると、一旦国道1号線に合流し、200メートルほどで左に分岐します(写真右上)。分岐した道は丸子の市街へ通じる道で、これが旧東海道です。かなり暗くなった旧道を進むと、名残松が出迎えてくれました(写真左下)。そして、丸子の市街地、つまり、丸子宿に到着です。17時51分、暗くなったこともあり、宿場探索は翌日にして、静鉄バスの丸子営業所前でこの日の行程は終了。歩いてきた道をバスで静岡へ戻り、今夜の宿で体を休めました。
 



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