タイトル アタックNo.1
放映年 1969〜71年
放映話数 全104話
浦野千賀子原作、週刊マーガレットに連載されていた、人気バレー漫画。東洋の魔女人気もあり、当時はバレーボールが人気ナンバーワンスポーツだった

声の出演:小鳩くるみ、森功至、坂井すみ江、中村秀生、栗葉子、増山江威子ほか

上戸彩主演で、2005年4月よりTVドラマ化。アニメは映画化もされている(4本)
ひとり少女漫画していた鮎原こずえ。他のキャラはけっこう地味な顔だったよね…

 だって、涙が出ちゃう、女の子だもん…の元祖スポ根少女アニメ。なんと、上戸彩ちゃんの主演でドラマ化だそうである。岡ひろみに、鮎原こずえ…彩ちゃん、怖いものなしだな…彼女のプロフィールに「エースをねらえ!」と「アタックNo.1」が並ぶのだもの。それって、当時の両作品の人気ぶりを肌で知っている世代には、なんというか、ものすごいことだよな…と、思うもの(笑)
 しばらく前、映画版の本作を続けてみる機会に恵まれた。今見ても相当面白いな。木の葉落としに、稲妻攻撃、三位一体攻撃などバラエティも満載。八木沢姉妹や垣之内良子(妙にドスの利いた声が好きだった。九州弁だし)などの脇役も粒ぞろい。ソ連選手など、国際色も豊かなライバルに囲まれ、こずえは成長して行く。わたしが見た作品はアメリカ遠征をまとめたものだった。優しげな本郷コーチではなく、鬼の猪熊コーチに率いられた全日本ジュニアの物語である。猪熊コーチ、ヒゲを剃ったら可愛い顔だったよな…
 こずえは中学、高校、全日本ジュニア、全日本とステップアップ。エースアタッカーだが、いろいろな軋轢を乗り越えトップに立つ。アニメ版は憶えていないのだが、漫画では実業団へも進んでいた。彼女は初恋の努くんに死なれ、彼にそっくりな男の出現で気持ちが揺れ、それを乗り越え新しい彼をゲット…と、女性としても成長するのである。それにしても、努くん…当時はあまり思わなかったが、彼は中学卒業後、家業の八百屋を継ぎ、儚くも車の運転中、山道から転落して死んでしまう…って、こずえと同級生だった彼。彼女が高校1年の時に亡くなったのだから…彼、無免許?花形といい、当時はそういう設定にあんまりこだわらなかったのだろうか?世の中が大らかだったのね…なんか、いい時代だったな…(2005.1.22)