タイトル 浅見光彦シリーズ
放映年 1982年〜
放映話数 放映中
内田康夫原作の、人気探偵小説。現在も週刊文春で連載中。2時間ドラマで人気のシリーズ。水谷豊、榎木孝明、辰巳琢郎などが演じた

出演:各シリーズにより異なる。詳しくはチャートの小部屋[浅見光彦シリーズ]

小説は、1982年発表の「後鳥羽伝説殺人事件」がシリーズ第一作
榎木孝明さんの光彦。映画版「天川伝説殺人事件」以来の当たり役。現在は兄、陽一郎役を演じている

 夫と、その妹さんが文庫で浅見光彦シリーズを全巻(その当時)持っていた。昔、金田一耕助にはまったわたし。面白そうだなと、借りてきて読みまくった。あまり売れているとはいえないルポライター。だが、育ちがいいためか、卑屈ではない。稼ぎが少ない、本人にしては肩身が狭い居候だが、家は実家だし、車はソアラ(笑)おぼっちゃんである(父親は大蔵省、兄は警察庁の官僚一家)。「後鳥羽伝説殺人事件」では女性とのキスシーンなどもあったが、それ以降はあまり色っぽい話もない。金田一耕助もそうだが、まったく腰が引けている(笑)こりゃあ、一生嫁は…無理だな…永遠の33歳、さて、どうなるか
 本作は、2時間ドラマの看板シリーズである。安心して見られるパターンなのだ。まず、光彦が事件に巻き込まれる。ルポライター=胡散臭いという図式から疑われ、警察に引っ張られる。(確かに、あんなに死体に遭遇すれば怪しいに決まっている)本人照会で、兄が警察庁刑事局長とわかり(水戸黄門の印籠状態・笑)釈放。そして、推理、事件終終結となる。それにしても、名探偵とは、ほんまに名探偵なのか?いつも思うのだが、探偵が首を突っ込んでからも人が殺される。金田一耕助などは幾度「しまった〜」と言ったことか(笑)
 映画版からドラマまで、いろいろな役者さんが浅見光彦を演じられた。わたしは榎さんがイメージなのだが、夫は水谷豊さんの光彦が好きだそうな。光彦と母と兄…各シリーズで役者さんの組み合わせも面白い。単発では高島兄弟と母が浅見家を演じていたっけ。今年もすでに中村俊介さん版の新作が放映された。沢村一樹さん版の新作もある。なんだかんだ言いながら、けっこう好きなのよね(2005.1.21)