98/04/11 CICALA-MVTA with 大工哲弘

大熊 亘 cl(LtoR)大熊亘、大工哲弘  16,281byte
桜井 芳樹g
坂本 弘道vc
関島 岳朗tuba
植村 昌弘ds
 
太田 恵資vn
 
大工 哲弘唄、三線
サムベネットds
 
@ 吉祥寺Star Pine's Cafe

会場に着いてまず驚いたのは観客の数! いつものcicala-mvtaなら 会場前に列ができることすら想像できないっていうのに この日は、会場前から100人を超えそうなくらいの長蛇の列 (*註1) ができていたのですから。

大熊さんはMCで「今日のお客さんはなんかしんみりしてますね」 というセリフを連発していました。 でもおかしいよね。CICALA-MVTA のお客なんていつも静かじゃないのさ! まさか大熊さんはあまりのお客さんの多さに
soul-cialist escape のライブと間違えた
ってことはないだろうな?!(あるかい!)
しかし、もちろんそれは勘違いしてたわけではなくちゃんと 理由があったのでした。 (その理由は後で出てきます)

ライブは、cicala-mvtaコーナー → 大工哲弘コーナー → 再びcicala-mvtaコーナー という流れで進みました。

大工さんは相変わらずの「ごーいんぐまいうぇい」ぶりを発揮しておりました。 最初から!
だってね、大工さんのコーナーになって ステージから呼びかけられてもなかなか出てこないし(大笑)。 そのときは、 結局太田さんが先導して観客席が「大工さ〜ん」 と大合唱してようやく出てくる始末(笑)。


「お〜い、大工さ〜ん!」
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そんな大工さんのコーナーでは以前 offnote から出たジンターナショナル系の唄中心に演奏されました。 あ、モノノケがよくやってるような曲中心、と言い換え可能ですね。
歌詞を現代を風刺するものに少し変えて歌ったりしていて面白かった。

cicala-mvtaコーナーでは当然アルバムからの曲を中心に演奏。 全曲やったかな?(あいまいモード)
演奏を聴いていて、 アルバムもよいけど、やっぱり私はライブのほうが好きだなぁ、 と再確認しちゃいました。 ライブのほうがアグレッシブに聴こえます。 ライブと比べると、 アルバムはなんとなくきれいに整理整頓されすぎているような気がするんですよねぇ。 (とはいえCDも毎日のように聴いているんだけど)

この日の「四丁目」はえらく速くてアルバムバージョンをはるかに超えるスピードでした。 最後はほとんどハードコアパンク状態。 そんななか、坂本さんが火花をあげている途中で椅子から転落! それでも最後のキメにはちゃんと立ち上がってチェロを弾く坂本さんって プロだねぇ〜。(^^;;

# しかし、「四丁目」はどこまで速くなるんだろ?


これが転落シーンだっ!よく見ると桜井さん笑ってたりする。(^^;;
まずは小手調べ これでも食らえ! うわっっ、、、ガッシャーン!
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ところで、 いつも派手な衣装の大熊さんがこの日は上下黒のシンプルな服装でした。 大工さんに「これから告別式に行くの?」とからかわれてたりしてたくらい (*註2)。 しか〜し!服装にはちゃんと意味がありました。 前々日に
トムコラが亡くなっていた
のでした。合掌。

このトムコラがなくなったことを告げたあとにサムベネットが参加して 演奏したのはコンポステラの1stにも収録されている「同志はたおれぬ」。 タイトルからしてこのシチュエーションにぴったりですが、 これが実に心にズシンと響く名演でありました。 こころなしか演奏するメンバーの顔が悲しげに見えました。

# でも坂本さんは単に体が痛くてあんな顔だったのかもしれないな(^^;;


*註1
なんとこの日の有料入場者数、約230人らしいです(正確な数字は忘れましたが)。
*註2
大工さん、 神戸の震災で家を失った人や新宿駅地下街の住人をからかうような発言も 出てきちゃって、 まぁ悪気はないことは明白なんだけど、正直ヒヤヒヤしたです。(^^;;

原文作成:98/04/13 加筆訂正:98/05/05

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