97/08/11 ボンデージフルーツ



鬼怒 無月  (g)
勝井 祐二  (vn)
大坪 寛彦  (b)
高良 久美子 (perc)
岡部 洋一  (perc)





 今回のボンフルのライブはアンプラグドと銘打たれていたわけですが、アンプラグドと聞くとどうしても思い起こさずにいられないのは鬼怒さんが在籍していたころに1回だけ行われたP.O.N.のアンプラグドライブです。 P.O.N.の場合はもともとアコースティックな楽器向けの曲はないからどの曲をやっても雰囲気違ってきこえるし、植村さんと高良さんが並んでマリンバを叩いたりしてたりしたので、音的にも視覚的にも結構面白かった。
 で、今回はというと、「飛行する子」とか「架空の魚」とか

もとから半分アンプラグドみたいなもんやんか!

な曲が中心だったこともあってちょっと意外性に欠けましたね。 最新アルバムの曲をどうアレンジするか、という点が聴き所と思っていた私は見事に肩透かしをくらいました。
 あ、まぁ「金属の胎児」もやったんですけどね。





 それから、1曲終わる度にする話がいつも以上に長かったなぁ。 だんだんこっちも鬼怒さん流のMCにも慣れて笑えるようになってきたんで、まあいいか。 そうそう、アンプラグドP.O.N.の時とまったく同じ 「マイケルシェンカーもアンプラグドやる時代ですよ!」 というフレーズを今回も言ってましたねぇ。 鬼怒さん、マイケルシェンカーがアンプラグドやったのが相当ショックだったのかしらん(苦笑)。





ギターを弾く鬼怒さん なごむ鬼怒さん 笑う鬼怒さん



 あと、この日は全体的にはちょっと1曲が長かったような気がします。 1曲目に演奏したタッチという曲は、高良さんのヴィブラフォンの音色がよくきこえたせいか、涼しげな音でなかなかよかったんですけどね。 なんというか、ボンフルにはアコースティックな編成にあう曲があまりないため、曲を引き伸ばして時間稼ぎしてるのかなぁ、とさえ思ってしまいました。
「架空の魚」とかも最初はよかったけど、長いので聴いていて途中でダレてきちゃいました、私。





 しかし、この日の半分ダレた雰囲気を一掃したのが新曲の「スクリーンゲーム」。 こいつは猛烈にカッコイイ。 鬼怒さんがあんなブルージーなギターを弾くなんて思ってもみなかった。 この曲がエレクトリックな編成で演奏されるのを早く聴きたい!!!





文書作成:97/08/25




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