97/07/17 向島ゆり子の日



国広和毅+空間構成ダタ
久下恵生ソロ
時々自動
原博己ソロ
時々自動+原博己

豊田道倫パラダイスガラージ
小松亮太ソロ
桜井芳樹ソロ
向島ゆり子ユニット





前日、めちゃくちゃ暑くてうんざりしたというのに、こりもせずまたアケタに行ってきました。 フェスタオフノート3日め。 向島ゆり子さんの日です。 めちゃ混み。 80人くらいはいたんじゃないだろうか。 この大雨だから客は少な目かと思ったのに。 もっとも天気のせいもあり、会場内は昨日と違いそれほど暑苦しくなかったです。ホッ。

しっかし、8時開演なのに、よく11時で終わったよなぁと改めて感心しちゃいます。 こんなに入れかわり立ちかわり出てきたのにね。

今日の向島さんはほとんど司会進行&場内案内に徹してました。 開演前は、「前の方、まだあいてますよ〜。つめればまだ入れますから」 とかマイクもつかわず言ってましたしね。




まず最初は空間構成ダタ(の一部。男3人と女2人だったっけな)。 なんだか妙な音楽劇(というのかな?よくわからん)でした。 いきなりボレロをアカペラで唄いながら入場してきて、意味不明のせりふを各人が言ったりしてました。 そのうち女性のうちのひとりはおもむろに化粧を始めました。 いや、あれは化粧というより、顔にペイントしはじめたというべきかな。 う〜ん、まったく意味不明だ。と思いつつもなんとなく憎めない劇でした。 あ、ちなみに音楽はごくふつうでしたね。ふつうの歌もの。



次が久下さんのソロ。と言っても、すぐに時々自動が出てきて合奏になりました。 この時々自動が80人のお客さんのうちのかなりを集客していたことは間違いないです。 凄い人気ぶり。 で、人気もなるほどとうなづける良質の音楽とステージの演出。 壁に穴あけて顔だけ出した状態でクルトヴァイルの「アラバマソング」には爆笑。 金管隊の分厚い音もよかった。



で、その時々自動の演奏にもこの後参加していた原さんのソロが続きました。 彼はもしかするとクラシック系のサックス奏者なのかも、とちょっと思いました(いい加減度80%)。 いや、なんとなくサックスの吹き方が純粋ジャズ系と違うような気がしただけなんです。 確認をしたわけじゃないので念のため。



そしてまた、時々自動に戻って少し演奏したあと休憩タイム。 またまた向島さんが場内案内係になってました。




で、後半トップは豊田道倫パラダイスガラージ。 う〜ん、今日は知らない人たちばかりだなぁ。 知ってる人が全然出てこないや。 というのはさておき。 これは豊田さんひとりのアコースティックギターの弾き語りでした。 3曲目に演った曲がブランキーをアコギ一本でやったらこうなるかも、っていう尖がった雰囲気で、 かと思えば続く4曲目はうってかわってサニーデイサービスを想起させるゆったりとした曲。 この2曲が印象に残ってるなぁ(って4曲しかやらなかったけど)。
3曲目にやった曲をバンド演奏で聴いてみたいなぁ。



続いてバンドネオン奏者の小松亮太さん。 彼はつい先ごろピアソラの演奏会を向島さんたちと行ったのですが、その時の収支は60万円の赤字らしいです。 それも会場の銀座王子ホールは満員だったにもかかわらずそれだけの赤字が出たとのこと。 音楽やっていくのも楽じゃないですねぇ。

小松さんはバンドネオンについていろいろと興味深い話をしてくれました。 バンドネオンはキーの配列が特殊、 とか、 蛇腹を押したときと引いたときでは出る音が違うとか。 実演しながら説明してくれたので、とても面白かったです。 実際、ドレミファソラシド、と弾いた時の指の動きはあっちいったりこっちいったりと、とても忙しそうでした。 なんであんなキー配列なんだろう。 パソコンのキーボードの配列と同じくらい不思議な並びをしてるんだなぁ、って思いました。



桜井さん

小松さんの後は、桜井さんのソロ。 彼がソロをひくなんて凄く珍しいなぁ、と思ったのですが、結局既にある曲をひとりで弾いただけで、アドリブはありませんでした。 ちょっと残念。 時間もなかったので仕方ないのかも知れませんが。




で、ようやく向島さんのソロユニット登場。 しかし、こんなに出演者がいれば当然時間はおします。 で、最後のバンドだからして絶対時間調整しなければならない。 そんなわけで演奏時間は30分くらいだったかなぁ。とても短かった。 とっても残念です。 今度はワンマンでたくさんの曲をやってほしいぞ。





原文作成:97/07/18 加筆訂正:97/07/23




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