97/07/09 さかな、ボンデージフルーツ




さかな

西脇 一弘 (g)
POCOPEN  (vo,g)
鈴木 POP (ds)

勝井 祐二 (vn)




ボンデージフルーツ

鬼怒 無月  (g)
勝井 祐二  (vn)
大坪 寛彦  (b)
高良 久美子 (perc)
岡部 洋一  (perc)





 

 さかな、このバンドを見るのは初めて。 西脇+ポコペンのデュオならずっと昔に見た事あるような気がするけど。 なんというか、ボンデージフルーツとは対称的に音の密度がすごく薄い。 エレキギターの音色はほとんど加工なしのシンプルな音だし、唄もなんというか無味無臭。 ちょっと苦手意識持っちゃったけどもしかすると聞いているうちに良さが分かってくるイプの音楽かも知れませんね。

 全然音楽と関係ないけど、ポコペンの顔ってほんと小さくってかわいい。 クロコダイルの帰りに当日のさかなのビデオがオンエアされてて、ちょっと見入っちゃいました。






 

 で、メインのボンフル。 いやはや最近のボンフルは音の密度が濃いので聴きとおすのに結構体力使います。 1曲がめちゃくちゃ長いし。

 今回は、こないだ下北沢で見たときの最初の曲 (曲の序盤、鬼怒さんと勝井さんが短いインプロっぽいフレーズをお互いに繰り返しながら進む曲)はやってなかったみたいなのがちょっと残念。 あれ、気に入ってたんだけど。 ま、そういう些細な不満もありますが、全体としてはよいステージでしたね。 特にレシがよかった。 この曲の最初と最後、鬼怒さんのギターと高良さんのヴィブラフォンのユニゾン、これが実にいいメロディなんです。 なんとなく聞いたことがあるような、ないようなフレーズなのですが。

 面白かったのはアンコールの最初。 メンバーは高良さんを除いてステージに出てこない。 一人ステージに立たされた高良さんは困ったそぶりで楽屋の方を見るけどメンバーは 「どうぞ、お一人で」 というゼスチャーをするばかり。 結局高良さんは一人で演奏するはめになりました。 で、これがバロック風の曲でとても美しい曲でした。 さすがクラシックの演奏会もこなすだけに高良さんは終始演奏に乱れがなかったです。 鬼怒さんのバロックとは違う。(^^;;

この後全員でもう一曲やったのですが、この最後の曲(曲名分からず(苦笑))がこの日鬼怒さんが一番自由奔放なギターソロを弾きまくり(まるで輪廻社のときのような)で、最高でした。


鬼怒さん







原文作成:97/07/10 加筆訂正:97/07/11




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