内橋 和久 (g)
ナスノミツル (b)
芳垣 安洋 (ds)
前回見たのはいつのことかちょっと思い出せないくらい久々のアルタード体験してきました。
彼らの演奏はぱっと聴いた感じではフリーのインプロになんてきこえないけれど、彼らに言わせると「曲なんてやってない」というのが常。
そういう言葉を聞くたび、「インプロなのにこんなに息があっているなんて、さすが長年組んでいると違うな〜。」って思っちゃう。
今回久々に見たけど彼らのそういう面っていうのはちっとも変わってなかった。
というかさらに磨きがかかったような気がしましたね。
<即興で作曲する>っていう言葉はブッチモリスのコンダクションやジョンゾーンのコブラよりアルタードにこそふさわしいって思います。
だってコンダクションやコブラは音だけ聴いたら曲になっているとは言い難いですが、アルタードの場合、「これはあらかじめ作曲した曲を演奏したんだよ」って言われたら素直に信じられちゃうもんね。
もっともフリージャズ原理主義者の人たちにとってはアルタードのそういう面をどう思うのか、ちょっと興味ありますが。
ところが、です。 内橋さんはMCで「今度のアルバムは曲をやってます」なんて言うではありませんか! え、じゃあもしかして、今日の曲は全部あらかじめ作曲された曲だったってこと? そういうこと?
ま、曲だったか即興だったか、っていうのはあまりこだわっても仕方無いですね。
別に即興だから偉いわけでもないし、曲だから偉いわけでもないわけで。
この日、家に帰って早速アルタードの新譜を聴いてみました。
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