97/05/28 チャップチャイムス、十時・大熊・坂本




チャップチャイムス




十時由紀子・大熊亘・坂本弘道

十時 由紀子 (vo,g,etc)
大熊 亘   (cl,accd,etc)
坂本 弘道  (vc,etc)





 

まず登場したのは、Chap Chimes という大阪から来たバンド。 ファンダンゴをメインの活動場所にしているそうです。 ボーカルスタイルや演奏はパンクっぽかったです。 パンクぽかった割にはバイオリン奏者がいたりしました。 バイオリン好きの私はこの女性バイオリニストに期待したのですが 音がちょっと聞こえにくかったのは残念でした(特に演奏前半)。
でもなぜか結構気にいっちゃいました。 特に後半、ギタリストがバンジョー(かな?情けないことによくわかりませんがどっかの民族楽器)に、べーシストがウッドベースに持ち替えてからはとても良かったです。 音量が小さめになってバイオリンも聞こえるようになったし、ピアニストがベンフォールズ並みに楽しいリズムを刻んでるし(誉めすぎかな?)曲調もパンク色が薄れてボーカルもほんのちょっとだけどマイルドな歌いかたに変わって。 そのマイルド路線の「麦アレイ」っていう曲が特に気に入りました。
それと、ボーカルの人の、まるでこれからマジックでも始めるのかいな、と思わせる服装が印象に残ってます。 ただステージは小さなランプ以外の照明はまったく使ってなかったのであまりよく見えなかったですが。






 

十時さん



 さて次はお目当ての十時さんのトリオです。 私の隣にはキキオンのギター兼リーダー、小熊さんが座っていたのですかさず 「小熊さんはこのユニットには参加しないんですか?」と質問したら 「僕が入るとキキオンになっちゃうから」という返事が返ってきました。 キキオンは小熊さんが曲を作っているけれど このユニットではキキオンの曲は1曲も取り上げてない、とのことです。

でも聴いた印象はキキオンにとても近くてアコースティックで穏やかな美しい曲が多かったです。 ついでに言うと十時さんも美しかったです(笑)。 キキオンと最も違うところは 「十時さんがアコースティックギターを弾く場面が多い」という点かなぁ。 あ、そっか。 小熊さんがこのユニットに参加してないのは 十時さんがアコギを弾きたいからなのかも知れないな。 きっとそうだ。

ところで、今日は演奏中、 十時さんのアコギの音が出なくなった場面があったのですが、 その時小熊さんはすかさず手を伸ばしてマイクやらコードやらを操作してました。 やっぱり気になるんでしょうね。 自分のバンドではないとはいえ。


大熊さん



ところで、穏やかな曲が中心のこのユニットではさすがに坂本さんの 「お約束」も出ない雰囲気濃厚で、 「今日は穏やかに終わるのかな」と油断していたら、 アンコールの最後で(ちょっとだけですが)火花散らしてました。 まったく油断もスキもない奴だ!(なんのこっちゃ)

終演後に、「さすがに今日は火花散らさないと思ってたけど・・」 と言ったら「だって最前列で『今日はやらないのかよ〜』って目で訴えてるんだもん。」だってさ。
ちょ、ちょっと待ってよ。そ、そんなこと目で訴えた覚えはないって〜の。


坂本さん
この写真の坂本さんって髭を生やした伊良部みたい(^^;;







原文作成:97/05/28 加筆訂正:97/06/04




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