決勝 ( 53Lap) 14時30分スタート 曇り
レーススタート前。ホームストレート1コーナー側の席ではTOYOTAの応援
団がデモンストレーション!そして一方最終コーナーではHONDA応援団に
よる一文字が見れました。
スタートで先頭はR・バリチェロ、そして2番手はモンントーヤ、そして
ルノーのアルフォンソがスタートでTOYOTA勢を抜き3位へと入った。
4位はダ・マッタ、そしてクルサードが続く。
びっくりなのはハイドフェルドとウイルソン。タイヤを接触させながらも2コー
ナーを廻って行きました。本当にギリギリの走行でなかなか見せてくれま
した。
トップ走行のバリチェロは、タイヤが温まりが遅のか、1周目スプーンコーナー
でモントーヤにパスされた。モンントーヤはその後バリチェロを引き離しにかか
り、1周当たり1秒以上の差をつけていった。ところでモントーヤ、スタート時か
らマシン後部より時々白煙が出たのが一寸心配であったが・・。
バリチェロのペースは上がらず、今度はアルフォンソにプッシュされる。
しかし3周目頃からようやくタイムが上がりだし。バリチェロが2位の座を
守った。
6周目、佐藤は9位、そしてM・シューマッハは10位走行であった。ところで
シケイン入り口で佐藤のインに強引にノーズを突っ込んだM・シューマッハ。
結果的に佐藤にと接触しフロントウイングを破損しピットイン。これで
順位を最後尾まで落とした。
9周目トップを行くモントーヤがパワーステアリングのトラブルでリタイヤ。一
方同僚のR・シューマッハはシケインでフレンツェンをオーバーテイクしようと
してスピン。ウイリアムズとしては散々の周回となった。
そして10周目からは3ピット作戦のチームがピットインを始めた。まずは
TOYOTAのダ・マッタ、翌週にはパニス。そして12周にはバリチェロ、アル
フォンソが同時ピットイン!バリチェロは6.8秒、アルフォンソ7.1秒でピット
アウト!
さらに13周目にライコネンがピットイン。3ストップ作戦から2ストップに変更
してこの周回にピットインとなった。9.2秒で作業を終えピットアウト。これで
ダ・マッタを抜き4位に浮上した。尚15周目には佐藤、16周目にはバトンと2
ストップ組がピットインを行った。
その後もバリチェロの背後を脅かし続けたアルフォンソ。だがなんと18周目
にバックストレートエンドでリタイヤ。残念!これでクルサードが2位、ライコ
ネンが3位となった。この時バリチェロとの差は22秒差でピットインの時間差
を考えると十分トップを狙える位置にライコネンは着けた。
そして32周目、2ストップ作戦組がピットインを開始。まずはトゥルーリと佐藤
が同時ピットイン。それぞれ9.7秒、9.9秒でピットアウト
その翌週にはバトンとライコネンがピットイン。
そして次は3ストップ組のピットイン。38周目にダ・マッタとR・シューマッハ
が同時ピットイン。それぞれ7.0秒、7.1秒でピットアウトしたが、ダ・マッタは
M・シューマッハの前にコースイン
一方R・シューマッハは兄の後ろに付き、れでダ・マッタ、M・シューマッハ 、
R・シューマッハの順となり、3台の接戦が展開される事となった。何回も
M・シューマッハはダマッタをオーバーテイクを試みるがストレートではダ・
マッタの速さが勝りなかなかM・シューマッハはオーバーテイク出来ない。
一方スピードで兄に勝る弟は隙を伺いながらの走行を続けた。そして42周目、
またまたシケインの進入でM・シューマッハがマシンをアウトに振った為、そ
こにR・シューマッハが接触!これで又R・シューマッハがウイングを破損!
修理の為ピットインし、再び後退。その後ファステストラップを叩き出したが、
時すでに遅し!
R・シューマッハの後退で8位安泰となった為か、M・シューマッハはダマッタ
へのアタックをやめそのままゴールした。
これで7位フィニッシュとなったダ・マッタ。慣れない鈴鹿でこの成績は立派
であるが、予選3位からのスタートを考えるとこの成績には不満かも。個人
的にはダマッタはいいドライバーと思います。来年が楽しみです。
そして6位には入った佐藤琢磨。バトンの4位とこの週末はBARデーとなった。
予選14位からスタートで6位入賞!立派です。
バリチェロはそのまま走りきり優勝!シューマッハのポイントを加えて
コンストラクターチャンピオンも獲得した。
ゴール直後、ピットウオールにマシンを寄せて、チームから祝福を受けた
後ウイニングランに向かったバリチェロ。
そして佐藤も15万5千人の声援に応えて手を振って答えていました。
ともかく天気に翻弄されながらも、2ストップ、3ストップ組入り乱れての
波乱のレース。ともかく見所一杯のレースでした。
順位 | No | チーム名 | ドライバー | 所要時間(差) |
1位 | 2 | スクーデリア・フェラーリ・マルボロ | ルーベンス・ バリチェロ |
1時間25分11秒743 |
2位 | 6 | ウエスト・マクラーレン・メルセデス |
キミ・ライコ ネン |
+11秒085 |
3位 | 5 | ウエスト・マクラーレン・メルセデス | デイビッド・クル サード |
+11秒614 |