栃尾観音 |
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<栃尾観音・・・・円空仏> 聖観音立像、大辨財天女像、金剛童子像、護法神像の四体 ![]() 各像は、杉材を荒彫りした円空特有の鉈彫りで、まとまった群像として伝えられている点でも貴重である。そのうち聖観音立像の背面には埋木を施した納入孔があり、仏舎利および木造墨塗の体内仏一軀とともに、紙片残欠が確認された。(昭和三十九年八月二十一日調査) 紙片は虫食のいちじるしいもので、ほとんど判読不能ながらも、「圓」「作之」「寛文□年庚」の数文字と若干の数字が確かめられる。 したがって寛文の庚寅年、つまり寛文十年(一六七〇年)にこれらの像が製作されたものと推定できるが、円空は、元禄八年(一六九五年)に没しているから、これらが彼の熟成期の作例で、その足跡を知るうえでも注目される。 雨が結構強く降っていた。 そんな日に円空仏を見に行った。 2013年6月13日であった。
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