風のささやき

雲雀

春の青空に
三本の飛行機雲が引かれた

春の青空は柔らかいキャンパスだ
どの色も上手く映えるでしょう
例えば空虚だった枝の間を埋める若葉
子供が手を放した赤い風船
桜の花びらの花吹雪
もちろん飛行機雲はいつもよりも
柔らかでにじんだ線で

その白い三本線を
横切って飛んだ雲雀
青空にはその色合いを残せずとも
その声は春の長い余韻を残す
僕の胸に
青空の奥の色合いに

← 詩の一覧に戻る