泣き顔
泣きたい気持ち 我慢しすぎたのかな いつの間にかすっかりと 泣き顔を忘れてしまった 笑顔の練習は 鏡の前でするけれど 顔を伏せた泣き顔 鏡には映らないようにした 顔をくしゃくしゃに 大きな声をあげて 泣くことは駄目なのだろうか 人前で泣いたら みんなの胸にしまっている 泣きたい気持ちもあふれてしまう 人知れず泣いていた 夜を重ねるうちに 涙を見せずにその先へ 歩く術もおぼえて 頬の涙の跡など乾ききって 泣き顔は遠くに置き去りに けれど通り雨に濡れるように 涙に濡れる心があってもいい 傘を差し伸べてくれる手を ありがたく思い 雨上がりの空の 澄んだ青さに 心を打たれるかも知れない
泣き顔を忘れている自分に。Last Updated 2026/07