風のささやき

心折れどうでも良くなり沈丁花凭れる甘い気付け薬くれた

その日は色々なことが重なり
すべてが嫌になっていました

家の近くまで来たのですが
もう歩くのも嫌になり
少し眩暈さえ感じて
近くの沈丁花の植木に
思わず凭れかかってしまいました

沈丁花には白い花が咲き
その甘い香りが
鼻の近くに漂いました

それは弱った体への気付け薬のように
僕に力を与えてくれて
また歩き続けなければと
僕は足に力を込めました

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