風のささやき

身にしみて我は大地の影一本

風が冷たく感じられた秋の午後でした
子供たちが公園に行きたいとのことで
それについて出かけました

子供たちが遊ぶ様子を眺めながら立っていると
公園の地面に僕の細い影が一本伸びていました
それはどこか頼りなくて細く
まるで枯れている一本の木立のようです
強い風でも吹けばなぎ倒されてしまいそうです

その影は強がって見せている
僕の覚束ない足取りを上手く映し取っているようで
思わずその影から逃げたくなった僕でした

← 秋の俳句一覧に戻る