風のささやき

誘蛾灯明るみにみな集いたく

温泉街を訪れた時のこと
誘蛾灯に虫が集まり
その身を焼かれていました

何故に焼かれると分かって
集まるのだろうと
人の視線で思うのですが

かく言う自分たちも
明るい場所を好むことには
変わりがないのではと思います

暗い夜を洗い流してくれる朝を
待ち望むように
いつまでも闇の中で暮らすのは苦しく

それを思うと明るみに集う
虫の姿を嗤う気にはなれませんでした

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