風のささやき

夏簾夢にまで吹く風のあり

昼寝をしていました
少し汗をかきながら

けれど風が心地よく吹いて
それで軽い眠りにつくことができました

その風は夢の中にも吹いていました
少年の日の夏休み
畑仕事を終えた皆が一休みする中で
簾の向こうから吹いてくる風は心地よく
けれどまだまだ体を動かしたりなくて
横になっていることはできずに
外に飛び出したのですが

その時と重なるように吹く風に
僕は起きているのか夢の中にいるのか
分からなくなりながら
その二つの世界を行き来する
風に吹かれていました

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