X-MENの新シリーズ「ファースト・ジェネレーション」の続編。
今回ストーリィは、旧シリーズの面々が出揃った“未来”という舞台設定。ミュータントを抹殺するため開発された“センチネル”というロボット兵器により、ミュータントと彼らを支援する善良な人類は破滅の危機に瀕していた。
破滅を救う手段は何か? センチネルが開発許可された切っ掛けとなる1973年の事件を阻止するため、プロフェッサーとマグニートーらによってウルヴァリンの意識を過去に戻すという賭けが行われます。
その後は、過去におけるウルヴァリンの奮闘が展開される、というストーリィ構成。
一応主人公はヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンというところですが、本作品で目を惹いたのは、ミスティークことレイヴン。
これまでは脇役という存在でしたが、今回はチャールズ(プロフェッサー)やエリック(マグニートー)の傍から離れ、ミュータント仲間のためにたった一人で孤独な闘いを続けているという立ち位置、ストーリィにおいてもウルヴァリン&チャールズ、エリック対ミスティークという構図で、ミスティークの存在感が極まっています。
それは単に役柄だけでなく、ミスティークことレイヴンを演じるジェニファー・ローレンスの熱演によるところが大きい。シリアスな作品だけでなく、「ハンガー・ゲーム2」そして本作品とアクション作品においても見事な演技力を見せつけています。
率直に言ってジェニファー・ローレンスの演技を楽しめたところが、本作品における一番の見処だったといって過言ではありません。
※更なる続編もありそうな雰囲気。楽しみです。
2014.06.01
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