“スター・トレック イントゥ・ダークネス” ★★
Star Trek In to Darkness
(2013年アメリカ映画)

監督:J・J・エイブラムス
原作:ジーン・ロッデンベリー
脚本:
ロベルト・オーチー、アレックス・カーツマン、デイモン・リンデロフ
出演:
クリス
・パイン、ザカリー・クイント、ゾーイ・サルダナ、ベネディクト・カンバーバッチ、ジョン・チョー、サイモン・ペッグ、ピーター・ウェラー、アリス・イヴ、ブルース・グリーンウッド、レナード・ニモイ

 

クリス・パインの艦長ジム・カーク、ザカリー・クイントの副長スポックという組み合わせによる新「スター・トレック」映画化の2作目。

前作でせっかく艦長の地位を獲得したというのにまたも規則違反を犯し、主人公ジム・カークは副長に降格。しかし折しも、謎の人物=ジョン・ハリソンによって艦隊司令部に集まった艦長・副長らが攻撃されるという事件が起こります。
クリンゴン人の支配する惑星クロノスに逃亡したハリソンを捕まえるため、自ら名乗り出て再び宇宙船USSエンタープライズ号の艦長として後を追うカークらでしたが・・・・、事態は誰もが思わなかった展開へ。
また、ハリソンの凶悪ぶりもカークらの想像以上で、そのスケール?は壮大というに尽きます。

なお圧巻は、カークが絶体絶命の危機に瀕し、スポックの眼前で倒れ伏す場面。

宇宙ものSFアクションである筈なのに、何故人間同士の格闘シーンがこんなにも多いのか・・・と少々違和感がないでもないのですが、面白さは前作と変わらず。
その一番の魅力は、相当に無鉄砲なところのあるジム・カークと、常に理論的であろうとするバルカン星人と地球人の混血であるスポックの、年中対立しながらも徐々に友情を深めていくコンビ関係にあると言って良いでしょう。
また2人を支えるドクター・マッコイ、機関長のスコッティ、ウフーラ、スールーなどUSSエンタープライズのクルーたちとのチームワークも好感。

※本作品の最後に、かつて「宇宙大作戦」という邦題でTVドラマ放映された、5年間にわたる調査航海にUSSエンタープライズは旅立つのですが、本映画シリーズはこれで終わり? いやいやまだまだクリス・パイン演じる無鉄砲なカーク艦長率いるエンタープライズ・クルーたちの冒険を観たいのですが。

2013.08.24

       


  

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