“プリティ・ウーマン”のゲーリー・マーシャル、ジュリア・ロバーツ、
リチャード・ギアによる作品。
如何に“プリティ・ウーマン”の再受けを狙ったからと言って、“プリティ・ブライド”という邦題はないんじゃないか、という思い。“Runaway Bride”(逃げ出す花嫁)という原題の面白さを捨て去ってしまっているからです。
とはいえ、本作品が傑作かと言うと、疑問をつけざるを得ません。
ストーリィは、結婚式の場から突如逃げ出すということを3回繰り返してきたマギーという女性と、彼女を取材しようとするニューヨークのコラムニスト・アイクが主人公。
何故マギーは3回も逃げ出したのかという理由と、4回目の結婚式はどうなるのか、という点に興味を持たせますが、内容としてはそれ程の作品ではありません。ただ、田舎町故に、住民の多くがマギーを応援しているというところが、アメリカ映画らしい良さ。(“In & Out”と共通)
それにしても、ジュリア・ロバーツという人は魅力ある女優さんです。大して美人とは思わないのですが、表情の豊かさにいつも惹きつけられてしまいます。本作品も、ジュリア・ロバーツ主演だからこそもっている、というものでしょう。
2000.05.20
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