田舎町の高校教師ハワードは、自分の結婚式を目前に控えていた。その直前に、かつての教え子キャメロンがアカデミー賞を受賞。しかし、その受賞スピーチで、ハワードがゲイであると喋ったからたまらない、マスコミが大挙押し掛けるやらで、たちまち田舎町は大騒動となる、というコメディ。
細かな点で、アメリカの田舎町の良さ、人間関係の楽しさが描かれています。その一方で、主筋である、ハワードはゲイなのかどうか、結末はどうなるのか、という点で腑に落ちないところもあります。
バック音楽の楽しさ、生徒や町の人たち一体となったハワードへの応援は、アメリカ映画らしいストーリィ。しかし、これで終わってしまって良いのかなぁ。
私が嬉しかったのは、かつてのMGMミュージカルのスター、デビー・レイノルスがハワードの母親役で出演していること。昔の面影を残した可愛らしいおばあさん役は、昔のデビーのイメージを少しも損なっていません。
2000.05.07
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