「オペラ座の怪人」のエミー・ロッサム主演ということから観たのですけれど、あまり大した作品ではなかったという一言。
要はカンザスに住むノーラという18歳の女の子が家を飛び出し、顔も知らぬ父親探しと作曲家としての成功を夢見てニューヨークに出てくるという話。
夢見る青春ものかと思いきや、デートクラブの女性経営者の秘書となった途端トラブルに巻き込まれ、偏執的な経済界の大物に執念深く狙われるという、何が主題だかよく判らない作品。
それでもエミー・ロッサムの綺麗な歌声が堪能できるというのであればまだ満足しようもあるが、最後のエピローグで一曲歌を披露する程度。でも、その歌自体あまり印象に残るものではない。
エミー・ロッサムの主演作をもっと観たいと特に思うなら別ですけれど、観てもしようがない作品かなと思う次第。副題の「ニューヨークの歌声」は偽りあり。
2005.11.03
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