“エージェント・ライアン” ★★
Jack Ryan:Shadow Recruit
(2014年アメリカ映画)

監督:ケネス・ブラナー
脚本:
アダム・コザッド、デヴィッド・コープ
出演:クリス・パイン、ケヴィン・コスナー、ケネス・ブラナー、キーラ・ナイトレイ

 

人気作家トム・クランシーのシリーズもの主人公=ジャック・ライアンを主役にしたスパイ・アクション。
海兵隊員としてアフガニスタンの戦場へ赴き、乗っていたヘリが撃墜されて重傷を負ったジャック・ライアンは、リハビリの中で知り合った医学生のキャシーと恋に落ちます。
その後博士課程を修了したジャックの論文に注目し声を掛けてきたのが、CIAのハーバー中佐。秘密裏にスカウトされたジャックはCIAの分析官となりますが、表向きはウォール街でアナリスト。
そんなジャックが、思いがけなくもロシアのモスクワに赴き、危険なスパイ活動をすることになるとは、ジャック自身も思ってはいなかったこと。さらに恋人のキャシーまでもがジャックのスパイ活動に巻き込まれ・・・というストーリィ。

アクション・ストーリィそのものについては格別なものはありませんが(少々都合よく運びすぎるという印象ですが)、何と言っても光るのは、主人公ジャック・ライアンを演じるクリス・パインの熱演。ただし、「スター・トレック」での熱演と共通するように感じるのはやむを得ないことでしょうか。
恋人キャシー役を演じるのがキーラ・ナイトレイ。彼女の出演作を観るのは久しぶりですが、クリス・パインの熱演に優るとは言わないまでも、熱演です。
敵役チェレヴィンを演じるケネス・ブラナー、ハーパー中佐役のケヴィン・コスナーがベテランらしくどっしり支えた舞台を、若手のクリス・パインとキーラ・ナイトレイが好演で突っ走るという構図。
その4人の組み合わせが本作品の見処でしょう。クリス・パインに見応えあり。

2014.02.20

        


  

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