“ディボース・ショウ” ★★
監督:ジョエル&イーサン・コーエン |
シリアスなラブ・コメディ。「シカゴ」で熱演したキャサリン・ゼタ=ジョーンズ主演というのが私にとっての見所。 主人公マイルズ・マッシーは離婚訴訟専門の凄腕弁護士。妻側に浮気の現場をビデオ撮影されるという絶対的不利な中でも、逆転勝訴してしまう程。 日本では現実感が薄いのですが、離婚・再婚、裁判争いの多いアメリカでは、決して絵空事ではないストーリィなのでしょう。離婚時の財産分与を予め定めた“婚姻協約書”なるものの存在感がそんな社会情勢を表しています。そんな背景を考え合わせながら観ていると、より楽しめます。 何のかんのといっても本作品では、やはりキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。この人一人を見ているだけで、充分見応えがありました。なお、主人公にもかかわらず私はすっかり脇役扱いしてしまっていますが、ジョージ・クルーニもなかなかの好演。 2004.10.09 |