“ヘアスプレー” ★★ 監督:アダム・シャンクマン |
1988年ジョン・ウォーターズ監督の同名作品をブロードウェーでミュージカル化してトニー賞を受賞したという「ヘアスプレー」の映画化。 舞台は1960年代の米国メリーランド州ボルチモア。16歳の高校生トレーシーは親友トニーと共に人気ローカル番組“コニー・コリンズ・ショー”に夢中。いつか番組に出演して歌い踊りたいと夢みています。 そんな青春ミュージカルですが、冒頭からアップテンポの歌、踊りがふんだんに披露され、ミュージカル・ファンとしては楽しいことこのうえない。 主人公のトレーシーを演じたニッキー・ブロンスキーも楽しいのですが、私が楽しませてもらったのは、自己利益のためならふり構わずといったベルマを演じるミシェル・シェイファー、そして黒人女性歌手メイベルを演じるクイーン・ラティファ、トレーシーの父親ウィルバーを演じるクリストファー・ウォーケンといったベテラン俳優陣。光ってましたねぇ。 楽しいことは楽しかったですけれど、今さら黒人差別反対運動に感動することはなく、あぁ楽しかったであっさり観終わってしまったところはちと残念。 ※題名の所以は、コニー・コリンズ・ショーのスポンサーがヘアスプレー会社という訳。 2007.10.20 |