“エーミールと探偵たち” ★★☆
監督・脚本:フランツィスカ・ブッフ |
エーリヒ・ケストナーの代表的名作「エーミールと探偵たち」の映画化。 一人でベルリンへ向かったエミールが、列車内で同室になった男にお金をとられてしまうというのが出だし。男の後を追いかけたエーミールが、ベルリンで知り合った子供たちの協力を得てついに男を逮捕、お金を取り戻すという、ストーリィです。 ストーリィ冒頭では、エーミールがいくらなんでも間抜け過ぎる観があってがっかりします。ただそれも、ベルリンでエーミールがポニーという女の子と知り合うまで。ポニーの登場によって、俄然ストーリィは面白くなってきます。 原作の「エーミール」と比較するのは、意味ないことでしょう。時代も隔たっていますし、これはこれで、別の(映画の)「エーミール」として楽しむべきでしょう。 ※Geraフィルム・フェスティバル最優秀女優賞/最優秀こども映画賞、チルドレンズ・インターナショナル・フィルム・フェスティバル最優秀映画賞 |
→ 原作:「エーミールと探偵たち」