“デューン/砂の惑星 PART2 ★★☆
Dune:PART TWO
(2024年アメリカ映画)

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
原作:フランク・ハーバート
脚本:ジョン・スペイツ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ

出演:ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソン、ジョシュ・ブローリン、オースティン・バトラー、フローレンス・ピュー、デイヴ・バウティスタ、クリストファー・ウォーケン、レア・セドゥ、ステラン・スカルスガルド、ハビエル・バルデム

  

壮大な宇宙戦争を描いたSF小説巨編「デューン/砂の惑星」の続編。

ハルコンネン家によって滅ぼされたアトレイデス家の唯一の生き残り、ポール・アトレイデスは母親のレディ・ジェシカと共に、砂漠の民フレメンに救われ、匿われます。
そして遂に預言者として迎えられ、フレメンたちとともに、皇帝ならびに宿敵ハルコネン家との最終決戦に臨んでいくというストーリー。

何しろ上映時間は 160分余とたっぷり、監督ヴィルヌーヴならではの映像美と併せて、観応えたっぷりです。
そして全面、砂漠という世界。砂漠ならではの美しさも、認めざるを得ない、というところ。

また、巨大なチューブ状の<砂虫>を操り、砂漠を疾走するシーンは壮観、という一言に尽きます。

孤独でもあるポールの心を支えるのは、フレメンの女性戦士であるチャニとの恋にあるのは明らか。
しかし、ある決意をもって挑んだ行為により、ポールは大きな成長を遂げます。
その意味が明らかになるのは、最後の場面。

自分や家族、愛する人のために闘う純真な青年の姿とは別に、為政者としての冷徹な姿をポールは皆の前で見せつけます。
是非は別として、その場面が圧巻。 
そして、この原作がSF大河小説であることを見せつけられる思いがします。

さて、更なる続編はあるのか? ・・・当然あるように思うのですが。

2024.03.17

       


  

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