中学生の大石つばめが、書道塾のあるビルの屋上で出会ったのは、「ほしのとよ」と名乗る不思議な老女。
口は悪いし、ずけずけした物言いをするその老女は、いろいろな悩みを内に抱えていたつばめにとっては、かえって遠慮なくものが言える相手。
“星ばあ”と呼ぶようになったつばめは、彼女と親しくなっていきます。
つばめと星ばあの絡み合いがとても良いのですが、星ばあを演じる桃井かおりさんが素晴らしい。
余りきれいとはいえない、でもユーモラスで、どことなくファンタジーという星ばあを見事に演じています。
桃井かおりさんの“星ばあ”がいてこその本作品、と思います。
なお、主人公つばさを演じる清原果耶さん、本作品が初主演ということですが、好演です。
2021.08.14
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