“鳶がクルリと” ★★
(2005年日本映画)

監督:薗田賢次
原作:ヒキタクニオ
脚本:丸山昇一
出演:観月ありさ、哀川翔、宇津井健、塩見三省、須藤元気

 

大企業の企画室で働く独身女性、中野貴奈子が主人公。
新たな子供服の企画が通らず落ち込んでいた彼女に新しく命じられた仕事は、新築ビルに作る巨大モニュメントの設置についての鳶職との折衝。
全く畑違いの仕事に戸惑う貴奈子ですが、肝心の鳶の相手社長がとんだマゾ男。そんなセクハラには耐えられないと他の鳶職を探すものの、どこにも相手にしてもらえない。最後に辿り着いた相手は、前に偶然関わり合った奇妙な鳶の会社「日本晴れ」。
スマートで現代的なエリート社員の
中野貴奈子は、職人気質プンプンの「日本晴れ」の連中に難しいモニュメント設置の仕事を引き受けてもらうことが出来るのか、というストーリィ。

原作のストーリィとはかなり変えられていて、とことんユーモラス+鳶職人の世界、という構成。
それにしても主役の観月ありさ、すっかりコメディアンヌが板についたという風です。スタイル抜群、ミニスカートから伸びた脚も綺麗、でもどこから見てもコメディアンヌ、というところが彼女の魅力でしょうか。
本作品は鳶職人の世界を覗き見るという楽しさもありますが、観月ありさのコメディアンヌとしての奮闘ぶりがあってこその面白さ。
その面白さをたっぷり堪能させてもらえて、すこぶる満足です。

2006.03.26

 
※原作 →
「鳶がクルリと」

      


  

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