“マスカレード・ナイト”★★ 監督:鈴木雅之 |
東野圭吾原作の映画化。「マスカレード・ホテル」の続編。 前作を観た後、機会を見つけて「マスカレード・ナイト」を読もうと思っていたのですが、「マスカレード・イヴ」は読んだものの「ナイト」まで至らずということで、今回もいきなり映画を観ることになりました。 タイマーによる感電死という方法で殺された女性。その遺体を目撃したとFAXで警察に連絡してきた<密告者>から、その犯人が、12月31日にホテル・コルテシア東京で行われる年越しカウントダウン・パーティに現れるという通報が届きます。その通称“マスカレード・ナイト”、全員が仮面・仮装で参加するパーティという厄介なもの。 警視庁捜査一課の面々はパーティが始まるまでに犯人の目星をつけようと、またもやホテル・コルテシア東京に従業員・客を装って乗り込むのですが、誰が密告者なのか、誰が犯人なのか、その特定すらできないまま刻一刻とパーティ開始時間が近づいてきます。 刑事の新田浩介は、今回はコンシェルジュに抜擢されている有能なホテルマン=根岸尚美と組んで宿泊客に目を光らせるのですが・・・。 前作では、木村拓哉演じる刑事の新田浩介と、長澤まさみ演じるホテルマンの根岸尚美とのぶつかり合いが見物だったのですが、2度目となれば前作程の対立はない訳で、その点の魅力は薄れたという印象。 一方、出演する俳優陣は前作に勝るとも劣らず多彩で、楽しみな処。 とくに私としては、麻生久美子さんが好きな女優さんの一人で、本作でも期待に応えてくれた感があり嬉しい処です。 全体的な満足度としては、舞台設定の新鮮味が薄れている分、前作に比べると今ちょっと。 2021.09.17 |