“マスカレード・ホテル”★★ 監督:鈴木雅之 |
東野圭吾原作の映画化。 原作を読んでいないので、本映画をそのまま楽しみました。 予想外に面白かった、というのが率直な感想。 何よりも長澤まさみが良かった。観ているだけで楽しく、まさ好演。改めて好感を抱きました。 ストーリィは、連続殺人の次の犯行現場として予告されたのが、一流ホテルの「コルテシア東京」。 さっそく刑事たちが事件解明のため、コルテシアホテルの従業員として潜入捜査を開始します。 その中で、フロント係を命じられたのが木村拓哉演じるやり手刑事の新田浩介。 そして、その新田のコーチ役となり、結果的にコンビとなるのが優秀なフロントクラークの山岸尚美。 この2人のやりとりが楽しい。 ホテルものというと、本筋以外に一癖二癖ある様々な人物が登場し、いくつもの騒動を起こす、というのが常。それは本作でも変わりありません。 同様のホテルものとして思い出すのは、小説ではアーサー・ヘイリー「ホテル」、古典的名作映画では「グランドホテル」。 後者の「グランドホテル」、前から観ようと思っているのですが、未だに果たせず。やはり観なくてはと、この際思った次第です。 2時間という映画枠の中で様々な事件をどう取り込むかが腕の見せ所ですが、見事にやってみせた処を評価したい。 それも長澤まさみの好演あってのこと、と思いますが。 2019.01.21 |