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  「ゲゲゲの鬼太郎」の実写版映画化第2弾。 
  新作交えてレンタル5作で1千円というセールス中だったので、ついでに借りた次第。  
  基本的には前作同様子供っぽい作りになってしまうのは仕方ないことですが、前作に比べてスケールアップしたところ、物語性に深みが与えられているところ、競演陣の豪華さが注目どころです。 
  ストーリィは、“かごめの歌”を聞いた若い女性が行方不明になるという怪事件が連続して発生。次に狙われた女子高生の楓を守るため、鬼太郎、猫娘ほか、いつもの仲間たちが立ち上がる、というもの。  
  前半は闘い部分でないため主演の「鬼太郎」役=ウエンツ瑛士はパッとせず。その分と言っていいのかどうか、前作に比べ猫娘らしくなくなった「猫娘」役の田中麗奈が一人気を吐いているという感じで、ファンとしては楽しい。 
  その他、「濡れ女」役=寺島しのぶの演技が見応えたっぷり。また、「蛇骨婆」役=佐野史郎が、一体誰が演じているのかと見当もつかない、というくらいの奮闘ぶりも見どころです。 
  なお、中川翔子がちょい役でゲスト出演しているは、添え物のデザートといった感じでそれなりに面白味あり。 
  肝心の敵役である「ぬらりひょん」役の緒形拳、名優らしいそれなりの演技ですが、迫力あるいは元気がもう無かったなという印象です。  
  まぁそれなりにファンなら楽しめるという作品。 
  なお、冒頭に幽霊族の最後の赤ん坊=鬼太郎の誕生風景が描かれます。 
  子供の頃少年まんが雑誌で読んだ「墓場の鬼太郎」最初の場面が思い出され、懐かしかったです。  
  2009.01.26 
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